こんにちは、「パワーツール・ラボ」の運営者です。DIYや作業で何かと便利な養生テープですが、「ちょっと使うだけだから、100均ので十分かも?」と思うこと、ありますよね。
私も作業で使うことがあり、養生テープを100均のダイソーで探してみたんです。でも、いざ売り場に行くと、その種類の多さにちょっと驚くかもしれません。引っ越しや荷造りに便利な定番の実用タイプだけでなく、最近ではフリマ発送に使える「Thank you」といった、おしゃれなデザイン柄までラインナップされていて、どれが自分の用途に合っているのか迷ってしまうかもしれません。
それに、110円という価格だからこそ、一番気になるのはやっぱり品質面ですよね。「100均のだと、剥がすときに糊残りしない?」「大事な家具に貼っても大丈夫?」といった心配や、「台風対策で窓ガラスに貼るのに使えるの?」「DIYや塗装のマスキング代わりにしちゃダメ?」といった具体的な使い道に関する疑問。さらには、収納やラベリングの賢いアイデア、キャンドゥなど他の100均や専門ブランドのニチバン製品との違いなんかも気になるところだと思います。
この記事では、そんな「養生テープを100均ダイソーで買おうかな」と考えているあなたのあらゆる疑問をまるっと解決します。実際にどんなラインナップがあるのか、そして買って後悔しないための重要な注意点まで、しっかり深掘りしていきますね。
- ダイソーで買える養生テープ全ラインナップの詳細
- 「糊残り」は実際どうなのか? 品質に関する分析
- 買ってはいけないNGな使い方(台風・塗装の誤解)
- 引っ越しからフリマ発送まで、賢い活用アイデア
養生テープを100均ダイソーで買う前に知るべき全知識

まずは、100均ダイソーで養生テープを探す前に
「どんな種類があって、品質はどうなの?」
という基本的な疑問から解決していきましょう。デザインを重視するのか、それとも作業効率やコストパフォーマンス(長さ)を重視するのかで、選ぶべき製品がガラッと変わってきますよ。
100均ダイソーの製品ラインナップ

ダイソーの養生テープ売り場をチェックすると、私が確認した限りでは、大きく分けて2つのタイプが並んでいることが多いですね。それぞれの特徴をしっかり押さえておきましょう。
ひとつは、「仮止めテープ(養生)」という名前で売られている、乳白色や緑色のスタンダードなタイプ。これは作業や一時的な固定といった、最も基本的なニーズに応えるための製品です。材質はポリエチレンや合織布がベースになっていて、パッケージに「日本製」と書かれているものもあり、110円ながらちょっと安心できるポイントかもしれません。
もうひとつが、「デザイン養生テープ」です。こちらは実用性オンリーというより、梱包やラッピング時の「見せる」要素を加えた製品ですね。実用タイプとは全く異なる棚に陳列されていることもあります。
便利なデザイン柄 Thank you

「デザイン養生テープ」の中でも、特に人気がありそうなのが「Thank you」柄です。黒地に白字でシンプルにデザインされていて、フリマアプリの発送なんかで使うと、すごくおしゃれな感じがしますし、購入者さんへの感謝も伝わりそうです。
他にも「ギフト」柄や「シンプル」柄といった種類が確認されています。ただ、一つだけ知っておいてほしい重要なトレードオフがあります。
それは、圧倒的な「長さ」の違いです。
スタンダードな実用タイプが幅50mmで「7m」あるのに対し、デザインタイプは同じ幅50mmでも「2m」しかありません。価格はどちらも同じ110円(税込)です。具体的にメートル単価で計算してみると、その差は歴然です。
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【驚愕】メートル単価の比較
- 実用タイプ (50mmx7m): 110円 ÷ 7m = 約15.7円/m
- デザインタイプ (50mmx2m): 110円 ÷ 2m = 55円/m
なんと、メートル単価で見ると、デザインタイプは実用タイプの3倍以上も高価ということになりますね。この事実は、デザイン養生テープが引っ越しのような大量消費する作業には全く向いていないことを示しています。あくまで「フリマの梱包の仕上げに、30cmだけ使って見た目を良くする」といった、装飾的な用途に特化した製品だと割り切るのが良さそうです。
サイズと長さの比較一覧表

ここで、ダイソーで買える養生テープの仕様を一覧表にまとめてみます。自分が使いたい用途と、コストパフォーマンス(特に「長さ」)を照らし合わせながらチェックしてみてください。
| タイプ | 製品名 | 確認されているサイズ(幅×長さ) | 色・デザイン | 主な材質 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 実用タイプ | 仮止めテープ(養生) はがせる仮止めテープ(養生、乳白色) |
38mm × 10m 50mm × 7m |
乳白色, 緑 | ポリエチレン, 合織布, 合成樹脂系粘着剤 | 日本製, 手で切れる, 油性ペンで書ける, 糊残りしにくい | 引っ越し, 荷造り, 一時固定, ラベリング |
| デザインタイプ | デザイン養生テープ | 5cm (50mm) × 2m | ギフト, Thank you, シンプル | (記載なし) | おしゃれなデザイン, 手で切れる, きれいに剥がせる | フリマ発送, ラッピング, 軽梱包 |
※この情報は私が見聞きしたり、ダイソーネットストアで確認したりした時点のものです。店舗によって在庫やラインナップが異なる場合や、製品仕様が変更されている場合がありますので、購入前に必ずご確認ください。
糊残りは大丈夫? 100均の品

110円という価格を聞いて、やっぱり一番心配なのが「きれいに剥がせるの?」「糊残りしない?」という品質面ですよね。ここがクリアできないと、安心して使えません。
ダイソーの製品パッケージにも「糊残りしにくい」とは書かれていますし、そもそも養生テープは「剥がす前提」で、ガムテープや布テープよりも意図的に粘着力を弱く作られています。でも、実際のレビューを見てみると、「ほとんど残らなかった!」という肯定的な声もあれば、「うっすら跡が残った」「ベタベタが少し残る」という否定的な声もあって、評価はマチマチな印象です。
これは、テープ自体の品質が不安定という可能性もゼロではないですが、それ以上に「糊残り」という現象が、使う環境や条件に大きく左右されるからだと私は考えています。
糊残りを防ぐための絶対的な「防衛策」
100均の製品は、専門ブランド品(例えば後述するニチバンとか)に比べて、様々な使用環境に対する性能マージン(余裕)が小さい可能性があります。高価な家具の塗装を剥がしたり、賃貸物件の壁紙をダメにしてしまったりする最悪の失敗を防ぐために、以下の点は必ず守った方が良いですね。
- 必ず目立たない場所でテストする:
特にデリケートな素材(無垢材のフローリング、塗装された家具、壁紙、化粧板)に使用する前は必須です。「見えない場所で貼って、数時間後に剥がしてみる」というテストを強く推奨します。
- 長期間(数日以上)貼りっぱなしにしない:
粘着剤は時間経過とともに劣化・変質し、対象物に固着しやすくなります。引っ越し当日や作業中の数時間など、短期決戦の用途に限定しましょう。
- 高温多湿・直射日光を避ける:
粘着剤は熱や紫外線に非常に弱いです。車内や窓際など、高温になったり直射日光が当たったりする場所での使用・保管は、糊残りのリスクを格段に高めます。
キャンドゥやニチバンとの違い

100均といえばキャンドゥもライバルですが、養生テープに関しては、Web上で具体的な製品情報があまり見当たらなかったんですよね(バイク部品の情報などが混じってしまって…)。その点、ダイソーは複数のサイズやデザイン柄をしっかり展開していて、ネットストアでも情報が確認できるので、「買いやすさ」と「ラインナップの多様性」では、現時点では一歩リードしているかな、と思います。
じゃあ、ホームセンターなどで数百円で売っているニチバンの「フィルムクロステープ(養生用)」のような専門ブランド品とどう違うのか?
これはもう、価格が違うだけあって、棲み分けが明確です。
【用途別】ダイソー vs 専門ブランド
- ダイソー(110円)が適している場面:
「短期間」「一時的」「屋内」「軽作業」がキーワードです。
例:引っ越し当日の家具固定、フリマ発送の軽梱包、使い捨て前提のラベリング、掃除時のゴミ袋固定など。デザイン性を重視するラッピングにも。
- 専門ブランド(高価格)が適している場面:
「長期間」「屋外」「過酷な環境」「絶対失敗したくない」場面です。
例:屋外での作業、数週間にわたる貼り付け、糊残りが絶対に許されない高価な対象物、デリケートな壁紙への使用、プロの建築・塗装現場。
専門ブランド品は、糊の品質、耐候性(紫外線や雨風への強さ)、基材(テープ本体)の強度など、あらゆる面で性能マージンが大きく設計されています。結論として、ダイソーの養生テープは「プロ品質の安価な代替品」ではなく、「家庭内のライトユース(軽作業)に特化した、コストパフォーマンスとアイデアの楽しさを提供する製品」と位置づけるのが正解ですね。
100均ダイソーの養生テープ徹底活用術と注意点

さて、ダイソーの養生テープがどんなものか分かったところで、ここからは具体的な活用術と、絶対に知っておくべき「注意点」について解説していきます。便利な半面、その特性を誤解していると「こんなはずじゃなかった」という失敗に繋がる可能性も…。特に「台風」と「塗装」に関しては、多くの人が勘違いしている可能性があるので要注意です。
引っ越しや荷造りでの使い方

引っ越しや荷造りでは、養生テープが本当に大活躍します。「一家に一巻」と言いたいくらいですね。
一番よく使うのは、やはり衣装ケースやタンスの「引き出しが輸送中に飛び出さないように固定する」用途です。これをガムテープや布テープでやってしまうと、糊が残ってベタベタになったり、最悪の場合、剥がすときに表面の塗装や化粧板ごと「ビリッ」と剥がしてしまうリスクがあります。特に賃貸物件からの退去時なんかは、これが原因で修繕費を請求されたら目も当てられません。
フリマ発送で便利な使い方

これはもう「デザイン養生テープ」の独壇場かもしれません。先ほど紹介した「Thank you」柄などで梱包の仕上げをすると、ただのガムテープで留めるより、購入者さんに感謝の意と「この人、丁寧だな」という良い印象を与えられます。
また、実用的な面でも大きなメリットがあります。緩衝材(プチプチ)をガムテープでガチガチに固定してしまうと、受け取った側がカッターで開けようとして中身を傷つけてしまったり、そもそも開梱にすごいストレスを感じたりするかもしれません。
収納やラベリングへの応用

ダイソーの標準タイプ(実用タイプ)は、テープの表面に「油性ペンで文字が書き込める」のも大きな特徴です。この特性を活かして、収納ボックスの中身をラベリングするのにめちゃくちゃ使えます。
例えば、押し入れに入っている季節ものの衣類ケースや、防災用品、普段使わない工具類など、「中身がなんだっけ?」となりがちなボックスに、中身を書き込んだ養生テープを貼っておくだけ。中身を入れ替えたら、テープを剥がして新しく書き直せばOK。テプラ(ラベルライター)を出すほどじゃない、という時に最適です。
シールの貼れない素材へのラベリング
ラタン(籐)製や布製など、シールの貼れないボックスに対し、まず養生テープをボックスの貼りたい場所にしっかり貼り付けます。
その「養生テープの表面」にラベルシールを貼る(または油性ペンで直接書き込む)んです。
養生テープの表面は平滑なため、シールが安定して貼り付けられ、ボックス本体を傷つけずに確実なラベリングが可能になります。これはぜひ試してみてほしいですね。
台風対策で窓ガラスに貼る誤解

「台風」が近づくと、防災意識から養生テープが品薄になることがありますが、ここには非常に危険な、重大な誤解が含まれています。
多くの人が「窓ガラスに『米』の字や『X』字にテープを貼って、ガラス自体を補強する」と想像しているかもしれませんが、これは気休め程度にしかならず、ガラスの補強効果はほとんど期待できません。場合によっては、剥がすのが大変になるだけです。
台風対策としての養生テープの正しい使い方は、ガラス「自体」に貼ることではありません。複数の自治体や防災専門機関からも、テープによるガラスの強度アップ効果は限定的であると指摘されています。(出典:東京都防災ホームページなどの防災情報)
- 真の目的: 万が一、強風で物が飛んできてガラスが割れた際の「ガラス片の飛散防止」(二次災害の防止)です。
- 推奨される方法: テープは「カーテンの端」を「窓枠」や「カーテンレール」に隙間なく固定するために使います。
つまり、万が一ガラスが割れても、固定されたカーテンを「飛散防止ネット」として機能させ、室内に危険なガラス片が飛び散るのを防ぐのが目的なんです。「ガラス補強にはならない」という事実は、ご自身と家族の安全を守るためにも必ず覚えておいてください。
塗装やDIYには使用禁止の理由

「台風」と並んで、もう一つの重大な誤解が「塗装」用途です。
「養生テープ」という名前から、当然DIYや塗装のマスキング(塗料がはみ出さないようにする養生)に使えると思っていませんか? 私も最初はそう思っていました。
これは、この製品が塗装マスキングに必要な品質を保証していない、ということです。具体的には、以下のようなリスクが非常に高いです。
塗料が滲む(にじむ)リスク
塗装用のマスキングテープは、テープの端(エッジ)から塗料が滲み込まないよう、特殊な加工がされています。ダイソーの養生テープにその性能は期待できません。せっかくマスキングしても、剥がしたら境界線がギザギザ・ベタベタになってしまい、仕上がりが汚くなる可能性が高いです。
塗装面を傷めるリスク
塗料が乾いた後に剥がす際、粘着力が強すぎたり(あるいは弱すぎたり)、糊が変質したりして、せっかく塗った塗面ごと剥がしてしまったり、逆に糊が残ってしまったりするリスクがあります。
養生テープを100均ダイソーで賢く選ぶまとめ
最後に、養生テープを100均ダイソーで選ぶ際のポイントを、もう一度整理しておきます。
また、ダイソーのテープ売り場には、「はがせる強力固定用両面テープ」や「仮どめ両面粘着ゲルテープ」、「アイロン接着テープ」といった、名前は似ていても全く用途が異なる(強力固定・両面・手芸用)製品もたくさん並んでいます。間違えて購入しないよう、お目当ての製品が「ポリエチレン製」で「片面」の「弱粘着」テープ(例:乳白色や緑色のもの)であることをしっかり確認してくださいね。
この記事で紹介した製品の仕様や活用法は、あくまで私個人の見解や、執筆時点で収集した一般的な情報に基づいています。製品の仕様は予告なく変更される場合がありますし、貼り付け対象の素材や使用環境(温度、湿度、期間など)によっては、予期せぬトラブル(糊残りや対象物の損傷)が発生する可能性もゼロではありません。
特に高価なものやデリケートな素材へのご使用にあたっては、必ず目立たない場所でテストを行うなど、ご自身の責任において慎重に判断していただくようお願いいたします。正確な製品情報や使用上の注意については、必ず購入時に製品パッケージや公式サイトをご確認ください。

