パナソニック洗濯機がすすぎから進まない!原因特定と5つの自力対処法

パナソニック洗濯機がすすぎから進まない!原因特定と5つの自力対処法

こんにちは。パワーツールラボ運営者 TAKAです。

毎日使う洗濯機が、急に止まってしまうと本当に焦りますよね。特に、洗濯物が水に濡れたまま「すすぎ」の段階で止まってしまったり、何度やってもまたすすぎに戻ってしまったりする状況は、時間がない時には本当に困るものです。「故障かな?」「修理代が高そうだな…」と不安になってしまうお気持ち、よくわかります。

実は、パナソニック製の洗濯機がすすぎで止まるトラブルは、故障ではなく「ちょっとしたメンテナンス不足」や「使い方のコツ」で解決できるケースが非常に多いんです。メーカーの修理を呼ぶ前に、まずはご自身で試せることがたくさんあります。

この記事では、私TAKAが、今すぐ試せる対処法から、どうしても直らない場合の判断基準までを分かりやすく解説します。

この記事でわかる事
  • パナソニック洗濯機が止まる原因の9割を占めるポイント
  • エラーコード(U11など)が出た時の具体的な解除方法
  • どうしても動かない時の緊急脱水・強制排水の手順
  • 修理を依頼すべきか買い替えるべきかの判断基準
目次

パナソニック洗濯機がすすぎから進まない主な原因と対処法

パナソニック洗濯機がすすぎから進まない主な原因と対処法

洗濯機が止まってしまうと「壊れた!」と思ってしまいがちですが、実は洗濯機自身が「これ以上進めると危ないよ」「うまく洗えていないよ」と教えてくれているサインであることがほとんどです。まずは、なぜ止まってしまったのか、その原因を特定し、今すぐできる対処法を順番に試していきましょう。ここでは、専門的な知識がなくてもできる解決策をメインにご紹介します。

排水フィルターの詰まりや偏りが原因の9割

排水フィルターの詰まりや偏りが原因の9割

結論から申し上げますと、パナソニック洗濯機がすすぎで止まる原因のほとんどは「排水フィルターの詰まり」または「洗濯物の片寄り」のどちらかです。

なぜこの2つが原因で「すすぎ」で止まるのか、そのメカニズムを少し詳しくお話ししますね。ここを知っておくと、今後同じトラブルが起きても落ち着いて対処できるようになります。

まず、洗濯機の「すすぎ」工程が終わると、次は水を含んだ衣類を絞るために「脱水」工程に入ります。しかし、脱水をするためには洗濯槽の中にある水を完全に排出しなければなりません。ここで重要な役割を果たすのが「水位センサー」です。排水弁が開いて水が流れ出ても、フィルターが詰まっているとチョロチョロとしか水が抜けません。すると、決められた時間内に水位が下がらないため、洗濯機は「まだ水が残っているから、高速回転(脱水)したら危険だ」と判断して安全装置を働かせ、停止させてしまうのです。

実際に、国民生活センターには洗濯機に関するトラブル相談が多数寄せられていますが、その多くがこうした「排水不良」や「異常振動」に関するものです。特にドラム式洗濯機の場合、節水構造ゆえに少ない水で洗うため、糸くずや汚れの濃度が高くなりやすく、フィルターが詰まりやすい傾向にあります。

(出典:国民生活センター『くらしの危険』)

もう一つの原因である「洗濯物の片寄り」も厄介です。これは「無限すすぎ」と呼ばれる現象の正体です。
脱水に入ろうとして洗濯槽が回転を始めた瞬間、濡れた衣類が片側に固まっていると、遠心力で洗濯槽が大きく暴れます。「ガタガタガタ!」という凄い音がしますよね。これを感知した振動センサーは、転倒事故を防ぐために回転を緊急停止させます。

ここからがポイントなのですが、パナソニックの洗濯機は非常に賢いため、「ただ止まる」のではなく、「水をもう一度入れて、ゆっくり回して衣類をほぐそう」とします。これを「自動補正運転」と言います。ユーザーから見ると「脱水しようとしたのに、また水が入ってすすぎに戻った!?」と見えるわけです。これを知らないと、「壊れて誤作動を起こしている」と勘違いしてしまいがちですが、実は洗濯機が一生懸命バランスを直そうとしている正常な動作なのです。

まずはここをチェック!

  • 洗濯機の下や画面にエラーコードが出ていないか(U〇〇という表示)
  • 排水フィルター(糸くずフィルター)を開けてみて、ゴミでパンパンになっていないか
  • 洗濯ネットに服を詰め込みすぎて、重いボールのようになっていないか
  • 厚手のマットやジーンズなど、水を含むと重くなるものを1枚だけで洗っていないか

この2点(排水経路の確保と、衣類バランスの調整)を解消するだけで、驚くほどあっさり動き出すことがよくあります。「掃除なんてしばらくしてないな…」という方は、高い確率でこれが原因かなと思いますので、まずはここから疑ってみてください。

U11・U13・U14などエラーコード別の対応手順

U11・U13・U14などエラーコード別の対応手順

洗濯機の操作パネルに「U」から始まる英数字が点滅していませんか?これは洗濯機からのメッセージです。取扱説明書が手元になくても大丈夫なように、パナソニック製洗濯機でよく出るエラーコードとその意味、対処法を詳細にまとめました。画面の表示と照らし合わせてみてください。

スクロールできます
エラー意味主な原因すぐできる対処法
U11排水できない排水フィルター、排水ホース、排水口の詰まり排水フィルターを掃除する。排水ホースが折れ曲がっていないか確認する。
U13脱水できない洗濯物の片寄り、洗濯機が傾いている洗濯物を手でほぐして均等にする。本体のガタつきを直す。
U14給水できない蛇口が閉まっている、給水フィルターの詰まり蛇口を開ける。給水ホースの網(フィルター)を掃除する。

U11(排水エラー)の場合の深掘り対処

「U11」はパナソニックユーザーが最も多く直面するエラーです。これは「水が捨てられない」という警告です。
最も多いのが排水フィルターの目詰まりですが、フィルターを掃除しても直らないケースが多々あります。その場合、疑うべきは「フィルターのさらに奥」です。

  • 排水ホースの潰れ:洗濯機本体や家具でホースを踏んでいませんか?
  • 排水ホース内部のヘドロ:長年使っていると、ホースの内側にヘドロが蓄積して血管が詰まったような状態になります。
  • 排水口(床側)の詰まり:洗濯パンの排水トラップにゴミが溜まっていると、水が逆流して流れません。

U11が出た時は、単にフィルターを洗うだけでなく、ホースを持ち上げて水が流れるか確認したり、排水口周りのゴミを取り除いたりするトータルな「排水ケア」が必要です。

U13(脱水エラー・片寄り)の場合の深掘り対処

「U13」は「アンバランス検知」です。脱水しようと回転数を上げた瞬間に「ガタガタ!」と大きな音がして止まる場合はこれです。
洗濯機の中を見て、衣類がドーナツ状にきれいになっていればOKですが、一箇所に固まっていたり、ネットに入った衣類が団子状になっていたりしませんか?

この場合、中身を一度すべて取り出して、バサバサと空気を含ませるようにほぐしてから、ふんわりと入れ直してください。パナソニックの縦型洗濯機の場合、一度電源を切ってコンセントを抜き、5秒以上待ってから再開すると、センサーのリセットがかかってスムーズにいくことがあります。ドラム式の場合は、ドアを開け閉めするだけで再開できることが多いです。

U14(給水エラー)の場合の深掘り対処

すすぎの段階では新しい水を入れますが、この時に規定の時間内に水が溜まらないとU14で止まります。
意外と多いのが「水道の蛇口を無意識に閉めていた」「冬場で水道管が凍結していた」というケースです。また、給水ホースの接続部(洗濯機側)には小さな網(フィルター)が入っているのですが、ここに赤サビや砂利が詰まっていることもあります。歯ブラシで軽くこすって掃除してみましょう。

(出典:パナソニック 補修用性能部品の保有期間)

エラーコードは故障(H表記)とは違い、「ユーザー側で直せるトラブル」を指しています。Hから始まるコード(例:H35など)が出た場合は、ベルト外れやセンサー故障など、部品交換が必要なケースが多いので、その場合は迷わず修理窓口へ相談しましょう。

【機種別】排水フィルターとホースの正しい掃除方法

【機種別】排水フィルターとホースの正しい掃除方法

「フィルター掃除ってどこをやればいいの?」「説明書を捨ててしまってわからない」という方のために、機種タイプ別の掃除ポイントを徹底解説します。パナソニックの洗濯機は大きく分けて「ドラム式」と「縦型」があり、場所が全く異なります。間違った場所を開けると水浸しになるリスクもあるので、しっかり確認していきましょう。

ドラム式洗濯機(NA-VXシリーズ、NA-LXシリーズなど)

ドラム式の場合、排水フィルターは本体の前面、左下または右下にあります。小さな四角い扉を開けると、つまみのついたフィルターが見えるはずです。

【お掃除の手順】

STEP
電源を切る

安全のため、必ず電源ボタンでオフにしてください。

STEP
水受けの準備

ここが最重要です。フィルターを抜くと、必ずカップ1杯分くらいの水が出てきます。洗面器やバスタオルを下に敷いてください。

STEP
緩める

つまみを左(反時計回り)に回してフィルターをゆっくり引き抜きます。勢いよく抜くと水が飛び散るので注意してください。

STEP
ゴミ除去

フィルターに絡みついた糸くずや髪の毛を、使い古した歯ブラシなどで取り除きます。ヌメリがひどい場合は、お風呂用洗剤や塩素系漂白剤(カビキラー等)を使って洗ってください。

STEP
内部の確認

フィルターが入っていた穴の奥も覗いてみてください。ここに割り箸やマスク、ヘアピンなどが落ちていることがよくあります。

STEP
装着

元通りに差し込み、しっかりつまみを右に回して締めます。「カチッ」という感触があるか、目印の線が合うところまで締めてください。締め付けが甘いと水漏れの原因になります。

運転中や、洗濯槽に水が溜まっている状態でフィルターを外さないでください。中の水が全て床に溢れ出し、マンションなら階下への水漏れ事故につながります。

縦型洗濯機(NA-Fシリーズなど)

縦型の場合、糸くずフィルターは洗濯槽の中(内側)に付いています。機種によって「側面についているネット状のもの」と「上部にはめ込まれているプラスチックケース型のもの」があります。

【お掃除の手順】

STEP
取り外し

フィルターの上部にあるツメを押し下げながら、手前に引くと外れます。

STEP
ゴミ捨て

ネットタイプの場合は裏返してゴミを捨てます。ケースタイプの場合は蓋を開けて中身を捨てます。

STEP
水洗い

目が細かいので、汚れが詰まっていると排水効率が落ちます。水洗いして、光にかざして向こうが見えるくらいきれいにしましょう。

STEP
装着

下の爪を引っ掛けてから、「パチン」と音がするまでしっかり押し込みます。これが浮いていると、洗濯中に外れて洗濯物と一緒に回ってしまい、破損の原因になります。

見落としがちな「排水ホース」の点検

フィルターは綺麗なのに流れない…という時に犯人になりやすいのが排水ホースです。洗濯機から床の排水口へ繋がっている蛇腹のホースです。

  • 潰れチェック:洗濯機の足でホースを踏んでいませんか?
  • 勾配チェック:ホースが途中で持ち上がって(山なりになって)いませんか?水は高いところから低いところへ流れます。ホースの一部が排水口より高くなっていると、そこで水が滞留してしまい、排水エラーを引き起こします。

衣類の片寄りを直して「無限すすぎ」を止めるコツ

衣類の片寄りを直して「無限すすぎ」を止めるコツ

「あと少しで終わりそうなのに、また注水を始めて残り時間が増えた…」
この「無限すすぎループ」に陥っている方は、洗濯物の入れ方を見直す必要があります。先ほどお話しした通り、これは洗濯機の自動補正機能が働いている証拠です。

洗濯ネットの使いすぎに注意

洗濯物を守るはずの洗濯ネットが、実はエラーの原因になっていることが非常に多いです。
大きなネット(40cm以上)に服を何枚も詰め込んでいませんか?水を含んだ衣類の塊は重いボールのようになります。これが脱水の遠心力で「ドスン、ドスン」と洗濯槽の中で暴れ回ると、洗濯機にとっては交通事故のような衝撃なんです。

ネットを使うなら、「1つのネットに1枚」が鉄則です。そして、ネットに入れる服と、そのまま洗う服を混ぜることで、クッションの役割を果たし、バランスが取りやすくなります。すべての服をネットに入れるのは避けましょう。

大物洗いのコツ(ジーンズ・マット類)

ジーンズ、バスマット、厚手のパーカーなどは、水を吸うと非常に重くなります。これらを1枚だけで洗うと、対角線上に重さが釣り合う相手がいないため、必ずと言っていいほど偏りエラーになります。

パナソニックの公式推奨テクニックとして、「乾いたバスタオルを1〜2枚追加して一緒に洗う」という方法があります。こうすることで、重さが分散されて脱水がスムーズに回るようになります。「洗濯物を減らす」のではなく、あえて「増やす」ことでバランスを取る、というのがプロの裏技です。

絶対に脱水してはいけないもの

防水性のシーツ、おねしょシーツ、レインコート、ウインドブレーカーなどは、絶対に洗濯機で脱水しないでください。
これらは水を通さないため、脱水時の遠心力で水が抜けず、その水が異常な重りとなって洗濯槽を激しく揺らします。最悪の場合、洗濯機が転倒したり、破損して蓋が吹き飛んだりする重大事故につながります。タグに「洗濯機OK」とあっても「脱水はNG」の場合が多いので、必ず確認してください。

これらは水を通さないため、脱水時の遠心力で水が抜けず、その水が異常な重りとなって洗濯槽を激しく揺らします。最悪の場合、洗濯機が転倒したり、破損して蓋が吹き飛んだりする重大事故につながります。タグに「洗濯機OK」とあっても「脱水はNG」の場合が多いので、必ず確認してください。

どうしても動かない時の「強制排水」の手順

どうしても動かない時の「強制排水」の手順

「エラーも消えないし、中に水が溜まったままで蓋も開かない!」
これは一番困る状況ですよね。洗濯物を取り出してコインランドリーに行きたくても、チャイルドロックやドアロックがかかっていて開かなければどうしようもありません。そんな時のために、強制的に水を抜いて脱水だけ行う手順をご紹介します。

緊急時の強制排水・脱水手順(一般的な例)

  1. 一度電源ボタンを押して電源を切ります。
  2. 再度電源を入れます。
  3. コース選択で「脱水のみ」を選びます。
    ※機種によっては「行程」ボタンを数回押して「脱水」ランプだけ点灯させます。「時間」ボタンで1分などの短時間を選ぶのも有効です。
  4. 「スタート」を押します。

これで通常は排水弁が開き、中の水が抜けて脱水が始まります。これが機能すれば、まずは水を抜いてロックを解除することができます。

それでも水が抜けない場合の「手動排水」

もし、これでも「ブーン」という音がするだけで水が抜けない場合、物理的に排水弁やホースが完全に詰まっている可能性があります。その場合は、覚悟を決めて「手動排水」を行う必要があります。かなり手間がかかりますが、これしか方法がないケースもあります。

STEP
準備

洗面器、バケツ、雑巾(多めに)、ビニール袋を用意します。

STEP
少しずつ緩める

排水フィルター(ドラム式の場合)を、一気に抜かずに少しずつ、ゆっくり緩めます。

STEP
水を受ける

チョロチョロと水が出てくるので、洗面器で受け止めます。

STEP
繰り返す

洗面器がいっぱいになったら締めて、水を捨てます。これを繰り返します。洗濯槽の中には何十リットルもの水が入っていることがあるので、根気が必要です。

STEP
完了

水が出なくなったら、フィルターを完全に抜いて掃除します。

水さえ抜ければ、水位センサーが「水なし」を検知し、ドアロックが解除されるはずです。水浸しにならないよう、慎重に行ってください。

電源リセットでセンサー誤作動を解消する方法

電源リセットでセンサー誤作動を解消する方法

機械的な故障や詰まりがないのに、洗濯機のコンピューター(基板)が一時的に混乱してエラーを出しているケースもあります。最近の洗濯機は高性能なコンピューターを積んでいるため、スマホやパソコンがフリーズした時に再起動するのと同じで、洗濯機もリセットすると直ることがあります。

【パナソニック洗濯機の推奨リセット手順】

STEP
手順1

運転中に停止した場合でも、まず電源ボタンを押して電源を切ります。

STEP
手順2

電源プラグをコンセントから抜きます。

STEP
手順3

そのまま5秒以上(できれば1分程度)待ちます。
※ここが重要です!コンセントを抜いてすぐに挿し直すと、内部のコンデンサーに電気が残っているため、完全にリセットされません。電気が放電されるのを待つ時間が必要です。

STEP
手順4

電源プラグを挿し込み、電源を入れます。

STEP
手順5

最初からやり直すか、脱水のみを行って様子を見ます。

この「コンセント抜き差し」は、修理業者さんも現場で最初に行う基本中の基本です。「まさかこんなことで」と思うかもしれませんが、センサーの誤検知やプログラムの一時的なバグがクリアされて、嘘のように動き出すことがあります。費用もかからないので、修理を呼ぶ前に必ず一度試してみてください。

この「コンセント抜き差し」は、修理業者さんも現場で最初に行う基本中の基本です。「まさかこんなことで」と思うかもしれませんが、センサーの誤検知やプログラムの一時的なバグがクリアされて、嘘のように動き出すことがあります。費用もかからないので、修理を呼ぶ前に必ず一度試してみてください。

頻繁にすすぎで止まるパナソニック洗濯機の修理判断と予防策

頻繁にすすぎで止まるパナソニック洗濯機の修理判断と予防策

ここまで紹介した対処法を試しても改善しない場合、あるいは「毎回すすぎで止まる」「変な音がする」といった場合は、残念ながら自力での解決が難しい段階かもしれません。ここでは、修理を依頼すべきかの判断ラインと、費用の目安、そして今後トラブルを防ぐための予防策についてお話しします。

エラー表示なしで止まる場合の隠れた原因

エラー表示なしで止まる場合の隠れた原因

「U11などのエラーコードが出ていないのに、なぜかすすぎで止まってしまう」
実はこれ、エラーが出るよりも厄介な状況なんです。エラーが出ないということは、洗濯機自身も「何が起きているかわからない」か「正常動作のつもりで止まっている」可能性があります。

考えられる隠れた原因は以下の通りです。

  • 水位センサー(エアトラップ)の不具合:洗濯槽の水位を測るための空気の通り道に汚れが詰まると、水が入っているのに「入っていない」と誤認識したり、その逆だったりして進行が止まります。
  • 泡センサーの過剰反応:洗剤を入れすぎて泡立ちすぎると、泡消し運転のために給排水を繰り返します。これが「止まっている」「進まない」ように見えます。ドラム式でよく起こります。
  • 排水弁のモーター不具合:コンピューターから「排水せよ」という指令は出ているのに、物理的に弁を開閉するモーター(ギヤードモーター)が故障していて動かないケースです。
  • 制御基板の不具合:洗濯機の頭脳である基板が劣化し、正しい指令が出せていません。ボタンが反応しないなどの症状も併発することがあります。

これらを特定するには、洗濯機を分解してテスターで電圧を測るなどの専門知識が必要です。エラーなしで頻繁に止まる場合は、内部部品の寿命が近づいている可能性が高いかなと思います。

自力解決できない「故障」の見極めライン

自力解決できない「故障」の見極めライン

無理に自分で直そうとすると、水漏れや感電、ショートによる火災のリスクがあります。特に洗濯機は水と電気を同時に扱う家電なので、安易な分解は大変危険です。以下の症状がある場合は、すぐに使用を中止してプロに相談してください。

修理依頼が必要な危険サイン

  • 異音:「ガリガリ(金属が削れる音)」「キュルキュル(ベルトが滑る音)」「ドガン!(何かがぶつかる音)」がする。
  • 異臭:ゴムが焼けるような臭いや、電気的な焦げ臭いにおいがする(モーターや基板のショートの危険性あり)。
  • 水漏れ:洗濯機の下から水が染み出している(パッキン劣化やホースの亀裂)。
  • 完全停止:電源が入らない、またはスタートボタンを押しても全く反応しない。

特に「異音」と「焦げ臭さ」は、モーターや軸受けといった主要部品の破損が疑われます。これを放置して使い続けると、発火事故や、階下への水漏れなど、洗濯機本体の価格以上の損害が出る可能性もあるので、絶対に無理はしないでください。

修理費用の相場と買い替えの損益分岐点

修理費用の相場と買い替えの損益分岐点

修理を頼むとなると気になるのがお値段ですよね。「直すより買った方が安いんじゃないか?」と悩むところです。一般的な修理費用の相場(パナソニック製の目安)と、買い替えの判断基準をまとめました。

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修理箇所費用相場(目安)
排水詰まり除去(フィルター外)8,000円 〜 15,000円
排水弁・モーター交換15,000円 〜 25,000円
制御基板の交換20,000円 〜 35,000円
出張費・診断料3,000円 〜 5,000円

修理か買い替えかの分かれ目は「購入から7年」です。
パナソニックの洗濯機の補修用性能部品の保有期間(修理用部品をメーカーが持っている期間)は、製造打ち切りから約7年(ドラム式の一部は6年)とされています。つまり、7年以上前の機種だと、修理したくても「部品がないので直せません」と言われるリスクが非常に高いのです。

また、7年以上使っていると、一箇所直してもすぐに別の場所が壊れる「故障の連鎖」が起きがちです。例えば、排水弁を直した翌月にモーターが壊れる、といった具合です。
修理見積もりが3万円を超える場合や、購入から7年以上経過している場合は、最新機種への買い替えを検討した方が賢明です。最近の機種は省エネ性能が格段に上がっており、水道代や電気代の節約分で本体価格の一部を回収できることもあります。

もし買い替えを検討されるなら、公式の下取りサービスやキャンペーンを利用するのがお得です。

Panasonic Store Plus(パナソニック公式通販サイト)

再発防止!月1回の排水口メンテナンス習慣

再発防止!月1回の排水口メンテナンス習慣

無事に洗濯機が直ったら、もう二度と同じトラブルには遭いたくないですよね。排水エラーのほとんどは、日々の汚れの蓄積です。業者を呼んで分解掃除なんて難しいことはしなくても、月1回の簡単な習慣で予防できます。

おすすめは「洗濯槽クリーナー」と「パイプクリーナー」の併用です。

  • 週1回:排水フィルター(糸くずフィルター)のゴミを捨てる。これをサボると、ヘドロ化して詰まります。
  • 月1回:市販のパイプユニッシュなどを排水口に流し、ヘドロを溶かす。これは排水口のフタを開けて流し込むだけなので簡単です。
  • 月1回:衣類用の塩素系漂白剤や専用クリーナーで槽洗浄コースを回す。洗濯槽の裏側のカビ(ワカメのような汚れ)が剥がれ落ちて排水路を塞ぐのを防ぎます。

特に、お風呂の排水口と洗濯機の排水がつながっている家庭や、残り湯を使っている家庭では、皮脂汚れにより排水管が詰まりやすい傾向にあります。「毎月1日は洗濯機メンテの日」と決めて、寝る前にクリーナーを流しておくだけでも、トラブル発生率は激減しますよ。

パナソニック洗濯機のトラブルに関するQ&A

パナソニック洗濯機のトラブルに関するQ&A

最後に、よくある質問をまとめました。

フィルターを掃除したのに直りません。なぜですか?

記事内でも触れましたが、フィルターより奥の「排水ホース」や「床の排水口」、あるいは洗濯機内部のパイプに異物(小銭やヘアピン、ブラジャーのワイヤーなど)が詰まっている可能性があります。フィルター以外の排水経路も手で触って確認してみてください。

お風呂の残り湯を使うと止まりやすいですか?

はい、その傾向はあります。残り湯には皮脂や髪の毛、入浴剤の成分が含まれており、これらがフィルターやポンプに付着してヘドロ化しやすいためです。残り湯を使う場合は、「洗い」のみに使用し、「すすぎ」は水道水を使う、そして普段よりこまめにフィルター掃除をする必要があります。

修理依頼はどこに連絡すれば早いですか?

パナソニックの製品なら、公式の「Web修理受付」がスムーズです。電話(0120-878-554)も可能ですが、混み合っていることが多いです。保証期間内であれば、購入した家電量販店の修理受付窓口に連絡するのがルールです。

(出典:パナソニック 修理ご相談・お申し込み)

洗濯機の寿命は何年くらいですか?

一般的には7年〜10年と言われています。使用頻度(1日何回回すか)にもよりますが、7年を超えると部品の保有期間が終了することもあり、修理が難しくなります。異音やエラーが頻発するようになったら、寿命のサインかもしれません。

まとめ:パナソニック洗濯機がすすぎで止まる時はまず排水確認

まとめ:パナソニック洗濯機がすすぎで止まる時はまず排水確認

パナソニック洗濯機がすすぎから進まないトラブルについて解説してきました。突然止まると焦ってしまいますが、まずは落ち着いて以下の手順を試してみてください。

この記事のまとめ
  • 原因の9割は「排水フィルターの詰まり」か「衣類の片寄り」。
  • エラーコード(U11など)を確認し、まずは掃除と衣類の整頓を行う。
  • センサー誤作動の可能性もあるので、コンセントを抜いて5秒待つ「リセット」を試す。
  • どうしても水が抜けない時は、取扱説明書に従って「強制排水」を行う。
  • 異音や異臭がする場合、または購入から7年以上経過している場合は、無理せず修理か買い替えを検討する。

多くの場合は、フィルター掃除や洗濯物の詰め込みすぎを解消するだけで、元気に動き出してくれます。まずは簡単なところからチェックして、快適な洗濯ライフを取り戻してくださいね!

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