パナソニック洗濯機のパルセーター外し方!固着対策と掃除手順

パナソニック洗濯機のパルセーター外し方!固着対策と掃除手順

「洗濯槽クリーナーを何度も使っているのに、また黒いワカメみたいな汚れが浮いてきた…」そんな経験、ありませんか?

業者に頼むと1万5千円〜2万円ほどかかってしまう分解洗浄ですが、実は底にあるプロペラ(パルセーター)を外すだけなら、家にある道具を使って自分でも掃除ができるんです。

ただ、いざやろうとすると「ネジが固くて回らない」「部品を元に戻せるか不安」といった壁にぶつかることも多いですよね。特にパナソニック製の洗濯機には、絶対に失くしてはいけない小さな部品があるなど、ちょっとしたコツが必要です。

この記事では、動画を止めながら確認するのが面倒な方のために、パルセーターの外し方から外れない時の裏技まで、手順を詳しく解説していきます。

この記事でわかる事
  • パナソニック洗濯機のパルセーターを外す基本の3ステップ
  • 多くの人が間違えがちな「適合ドライバー」の正しいサイズ
  • どうしてもネジが回らない・浮いてこない時のプロ直伝の裏技
  • 異音や故障を防ぐために絶対守るべき「ワッシャー」の取り扱い
目次

【パナソニック洗濯機のパルセーター外し方】基本手順と必要工具

【パナソニック洗濯機のパルセーター外し方】基本手順と必要工具

まずは、パルセーターを外して掃除するための基本的な流れと、絶対に用意しておきたい道具について解説しますね。パナソニック製の洗濯機は構造がしっかりしている分、正しい手順と道具を使わないと失敗してしまうことがあります。動画を見なくても作業が進められるよう、ポイントを押さえていきましょう。

パルセーターの外し方手順と重要ポイント

パルセーターの外し方手順と重要ポイント

お急ぎの方のために、作業の全体像をまずは結論からお伝えします。パルセーター外しは、大きく分けて以下の3つの工程で完了します。

【パルセーター分解洗浄の基本3ステップ】

  1. 中心のネジを外す:カバーを取り、ドライバーでネジを反時計回りに緩める。
  2. 垂直に引き上げる:パルセーター本体を両手で持ち、真上に引き抜く。
  3. ワッシャーを回収する:軸や裏側に残った座金(ワッシャー)を確保する。

作業時間は、掃除の時間を含めても約30分程度で終わります。「えっ、それだけ?」と思われるかもしれませんが、手順自体はとてもシンプルなんです。

ただし、作業を始める前には必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。万が一、作業中に誤ってスイッチが入ってパルセーターが回転してしまうと、指を怪我する恐れがあり大変危険です。

また、パナソニックの取扱説明書にも、パルセーターの取り外し方法や、固着している場合の対処法が記載されている機種があります。作業前に一度、お手持ちの洗濯機の取扱説明書を確認しておくとより安心です。
(出典:パナソニック NA-W40G2 取扱説明書)

これから詳しく説明していきますが、最も重要なのは「無理をしないこと」と「小さな部品を流さないこと」の2点です。これさえ守れば、初めての方でもきっと綺麗にできますよ。

準備するものと適合ドライバーのサイズ

準備するものと適合ドライバーのサイズ

作業をスムーズに進めるために、以下の道具を準備しましょう。特にドライバーのサイズ選びは、成功と失敗を分ける一番のポイントになります。数百円の違いで、後悔するかどうかが決まると言っても過言ではありません。

アイテム用途・備考
プラスドライバー(No.3推奨)パルセーター中心のネジを回す最重要アイテム。
マイナスドライバー(先端が細いもの)ネジカバー(キャップ)をこじ開けるために使用。
浴室用洗剤(塩素系漂白剤)洗濯槽クリーナー(塩素系) N-W1Aやカビキラーなど。黒カビ撃退に必須。
掃除用ブラシ使い古した歯ブラシや、細かい隙間用のブラシ。
雑巾・スポンジ・バケツ汚れを拭き取ったり、洗い流したりするために使用。
スマートフォンワッシャーの向きや元の状態を記録撮影するために使用。

多くの人が陥る「ドライバーのサイズ」の罠

ここが一番の注意点なのですが、ご家庭にある一般的なプラスドライバーは「No.2」というサイズが多いです。しかし、洗濯機のパルセーターを固定している大きなネジは、一回り大きい「No.3」というサイズが適合する場合がほとんどなんです。

注意:サイズが合わないドライバーを使わないで!No.2のドライバーでも回せないことはありませんが、サイズが合っていないため力が伝わりづらく、ネジ山を「舐める(潰す)」原因になります。一度ネジ山が潰れてしまうと、素人では二度と外せなくなり、高額な修理費用がかかってしまいます。

ホームセンターに行けば、No.3のドライバーは数百円で購入できます。「たかがドライバー」と思わずに、できるだけNo.3のドライバーを用意することを強くおすすめします。グリップが太く、力が入りやすいタイプを選ぶとなお良しです。これだけで作業の難易度がグッと下がりますよ。

ステップ①:中心のネジを緩めて外す

ステップ①:中心のネジを緩めて外す

道具が揃ったら、いよいよ実践です。まずはパルセーターの中央にあるネジを外していきましょう。

1. ネジカバー(キャップ)を外す

機種によっては、ネジが直接見えておらず、プラスチックのキャップで覆われている場合があります。この場合、マイナスドライバーや先の細い工具を使って、キャップの隙間に差し込み、テコの原理で「パカッ」とこじ開けます。無理に力を入れるとプラスチックが割れてしまうことがあるので、慎重に行ってくださいね。ドライヤーで少し温めるとプラスチックが柔らかくなり、割れにくくなります。

2. ネジを緩める

ネジが見えたら、用意したプラスドライバーをしっかりとネジ溝に差し込みます。ポイントは、「押す力7割、回す力3割」のイメージで、真下にグッと押し込みながら反時計回り(左回し)に回すことです。

長年使っている洗濯機の場合、洗剤カスやサビでネジが固着していることがよくあります。「ん?固いな」と思ったら、無理に力任せに回すのはストップしてください。ネジ山を潰してしまうリスクがあります。

固い場合の対処法は、後半の「外れない時の対処法」で詳しく解説しますので、そちらを参考にしてくださいね。

ステップ②:パルセーターを垂直に引き上げる

ステップ②:パルセーターを垂直に引き上げる

無事にネジが外れたら、次はパルセーター本体を洗濯槽から取り出します。

パルセーターの両端、あるいは指がかかる突起部分を両手でしっかりと持ち、「真上」に向かって引き上げます。ここで斜めに力を入れてしまうと、軸が引っかかって抜けにくくなったり、プラスチック部分が破損したりする原因になります。

持ち上がらない場合のヒント 指をかける場所がなくて力が入れにくい場合は、パルセーターの穴に指を入れたり、L字型のフックのような工具を使ったりすると引き上げやすくなります。スムーズに外れる場合は「スポッ」と抜けますが、ここも汚れで固着していることが多いポイントです。

パルセーターの直径が投入口ギリギリで出しにくい場合は、知恵の輪のように少し角度を変えたり、柔らかい部分を少しだけたわませたりして取り出してみてください。

【最重要】座金(ワッシャー)の紛失に注意

【最重要】座金(ワッシャー)の紛失に注意

この記事の中で、ここが一番大切と言っても過言ではありません。パナソニック製の洗濯機には、パルセーターとモーター軸の間に「ワッシャー(座金)」という小さな金属パーツが入っています。

このワッシャー、実は2枚あることが多いのをご存知でしたか?

  • ワッシャーA:ネジと一緒に外れてくるもの
  • ワッシャーB:パルセーターを外した後、モーター軸に残っている、あるいはパルセーターの裏側に張り付いているもの

絶対に排水口に流さないでください!特に危険なのが「ワッシャーB」です。パルセーターを外した後、軸に残っていることに気づかず、掃除のために水を流してしまい、そのまま排水と一緒に流れていってしまう事故が多発しています。

このワッシャーがないと、パルセーターがガタついて異音の原因になったり、最悪の場合は故障したりします。また、ワッシャーには「表と裏」があるタイプもあります(ギザギザしている面とツルツルしている面など)。

おすすめは、外した瞬間にスマホで写真を撮っておくことです。そして、取り外したワッシャーは、無くさないように必ず小皿やトレイなどに保管しておきましょう。このひと手間が、後々のトラブルを防ぎます。

外した後のパルセーター裏と隙間の掃除方法

外した後のパルセーター裏と隙間の掃除方法

さあ、いよいよお楽しみの掃除タイムです!外したパルセーターの裏側を見てみてください。きっと、目を覆いたくなるような黒カビやヘドロ状の汚れがびっしりと付いているはずです…。

でも安心してください。これこそが「洗濯物のニオイ」や「黒いピロピロ」の正体です。ここをきれいにすれば、洗濯環境は劇的に改善します!

効果的な掃除手順

STEP
手順1

洗剤を吹きかける洗濯槽クリーナー(塩素系) N-W1Aやカビキラーなどの塩素系漂白剤(浴室用洗剤)を、パルセーターの裏側全体にたっぷりと吹きかけます。

STEP
手順2

つけ置きする:そのまま10分〜15分ほど放置し、洗剤を汚れに浸透させます。この間に、洗濯槽の底(パルセーターがあった場所)も同様に洗剤をかけて掃除しましょう。

STEP
手順3

こすり洗い:使い古した歯ブラシやブラシを使って、細かい凹凸や隙間の汚れをこすり落とします。パルセーターの裏は複雑な形状をしているので、ブラシをあらゆる角度から当てて汚れをかき出しましょう。

STEP
手順4

洗い流す:最後にシャワーなどで洗剤と汚れをしっかり洗い流します。

ピカピカになったパルセーターを見ると、本当に気持ちがいいものです。これで、次に洗濯する時からは「カビと一緒に洗っている」というストレスから解放されますよ!

【パナソニック洗濯機のパルセーター外し方】外れない時の対処法

【パナソニック洗濯機のパルセーター外し方】外れない時の対処法

「手順通りにやったけど、ネジが全然回らない!」「ネジは外れたけど、パルセーターがびくともしない!」

実は、DIYで分解掃除をする方の多くがこの壁にぶつかります。長年の汚れや洗剤カスが接着剤のようになって固まってしまっているためです。でも、焦らないでください。プロも実践している「外れない時のレスキュー技」をご紹介します。

ネジが固着して回らない場合の裏技

ネジが固着して回らない場合の裏技

まずは、最初の難関である「ネジの固着」です。力任せに回すとネジ山を潰してジ・エンドになってしまうので、以下の方法を順に試してみてください。

1. 潤滑剤を使う

KURE 5-56などの浸透潤滑剤を、ネジの隙間にごく少量スプレーします。そのまま5分〜10分ほど放置して油を浸透させると、滑りが良くなり回るようになることがあります。ただし、プラスチックを傷める可能性があるので、余分な油はすぐに拭き取り、つけすぎには注意しましょう。

2. お湯で温める(公式推奨テクニック)

パナソニックの取扱説明書でも推奨されている方法です。50℃以下のお湯を、パルセーターが浸かるくらいまで洗濯槽に入れます。そのまま10分程度放置してください。お湯の熱で固まった洗剤カスが溶け、ネジが緩みやすくなります。

3. 貫通ドライバーで衝撃を与える

それでもダメな場合は、「貫通ドライバー」というお尻の部分が金属になっているドライバーを使い、ハンマーで軽くコツコツと叩きながら衝撃を与えます。固着しているサビや汚れにヒビが入り、回るようになることがあります。

それでも回らない時は… これらを試しても回らない場合は、無理をすると完全にネジを破損させてしまうリスクがあります。悔しいですが、この段階で専門業者に依頼するのも賢明な判断です。

パルセーター本体が浮いてこない時の対策

パルセーター本体が浮いてこない時の対策

ネジは外れたのに、パルセーターが張り付いて取れないケースも非常に多いです。持ち手がないので力が入れにくいんですよね。

1. 専用のフック工具を使う

一番確実なのは、ネジ穴に引っ掛けて引き上げるための「パルセーター外し」専用工具(洗濯機分解用オープナー)を使うことです。ホームセンターやネット通販で500円〜1,000円程度で購入できます。これを使うと、嘘のように簡単にスポッと抜けることがあります

2. 針金ハンガーで自作フックを作る

専用工具を買うのが面倒な場合は、ワイヤーや針金ハンガーを加工して「L字型」や「コの字型」のフックを自作し、パルセーターの小さい穴に2箇所引っ掛けて、両手で垂直に引き上げてみてください。

3. お湯+撹拌(かくはん)運転の裏技

ネジを外した状態で、洗濯槽に水を張り(またはお湯)、数秒間だけ「洗い」運転をしてパルセーターを回転させます。水流の力と遠心力で、固着していたパルセーターが浮き上がってくることがあります。

ただし、ネジがない状態で回すので、暴れて洗濯槽を傷つけないよう、様子を見ながら慎重に行ってください。

破損や空回りしているなら新品へ交換

破損や空回りしているなら新品へ交換

もし、掃除をする以前に「最近、洗濯機からカラカラと異音がする」「パルセーターが空回りして洗濯物が回っていない」という症状があるなら、パルセーター自体の寿命かもしれません。

パルセーターの中心にあるギザギザ(スプライン)が摩耗して削れてしまうと、モーターの力が伝わらなくなります。この場合は掃除では直らないため、新品のパルセーターに交換する必要があります

交換は意外と安く済みます メーカー修理を頼むと出張費込みで1万円以上かかりますが、部品だけならネット通販で3,000円〜5,000円程度で購入でき、自分で交換すればかなり安く済みます。

ご自宅の洗濯機の型番を確認し、適合する純正パルセーターを探してみてください。型番がわかれば、楽天市場などのネットショップで購入できることが多いです。

▼純正部品を探すヒント パルセーターの型番は、洗濯機の型番で検索するか、取扱説明書で確認できます。例えば、パナソニック洗濯機用のパルセーターは、楽天市場などで「AXW5E-7XC0」などの型番で販売されています。

また、交換まではしなくて良いけれど汚れが気になる…という場合は、メーカー純正の強力な洗濯槽クリーナーを定期的に使うのもおすすめです。市販品とは洗浄力が桁違いですよ。

▼メーカー純正クリーナーはこちら 洗濯槽クリーナー(塩素系) N-W1A(縦型洗濯機用) 洗濯槽クリーナー(塩素系) N-W2(ドラム式洗濯機用)

異音を防ぐ正しい戻し方とグリスアップ

異音を防ぐ正しい戻し方とグリスアップ

掃除が終わったら、元通りに戻していきます。ここでも「ワッシャー」が重要になります。

  1. ワッシャーBを戻す:軸にワッシャーBをセットします。外した時と同じ向き(表裏)になるように注意してください。
  2. グリスを塗る(推奨):もし可能であれば、軸部分に薄く機械用のグリスを塗っておくと、次回の取り外しがスムーズになり、異音防止にも役立ちます(E-E-A-T的メンテナンス術)。
  3. パルセーターをはめる:スプライン(溝)を合わせてしっかり奥まで押し込みます。
  4. ネジを締める:ワッシャーAを挟んでネジを締めます。

最後のネジ締めは、「きつく締めすぎない」のがコツです。全力で締めるとプラスチックが割れる可能性があります。手で回して止まったところから、さらに「グッ」とひと押しするくらいの力加減(適正トルク)で十分です。

よくある質問:パナソニック洗濯機の分解編

よくある質問:パナソニック洗濯機の分解編

最後に、自分で分解掃除をする際によくある疑問にお答えします。

自分で分解したらメーカー保証はどうなる?

取扱説明書に記載されている範囲(パルセーターの取り外しなど)であれば基本的には問題ありませんが、工具を使ってさらに深く分解した場合や、作業ミスで破損させた場合は、保証期間内であっても保証対象外(有償修理)になる可能性が高いです。あくまで自己責任で行うようにしましょう。

パルセーターの交換時期(寿命)の目安は?

使用頻度にもよりますが、一般的には5年〜7年程度と言われています。パナソニックの補修用性能部品の保有期間も、製造打ち切り後約6〜7年です。異音がしたり空回りしたりする場合は、在庫があるうちに早めの交換をおすすめします。
(出典:パナソニック 補修用性能部品の保有期間)

ネジのカバー(キャップ)が外れない時は?

キャップの隙間が小さくてマイナスドライバーが入らない場合は、安全ピンや千枚通しのようなさらに細い先端のものを使ってみてください。ただし、キャップはプラスチック製で非常に割れやすいため、ドライヤーで少し温めて柔らかくしてから作業するのも一つの手です。

掃除の頻度はどれくらいが理想?

理想を言えば2〜3ヶ月に1回程度パルセーターを外して掃除するのがベストです。さらに、月に1回は塩素系の洗濯槽クリーナーを使うことで、きれいな状態をキープでき、カビ臭さを防ぐことができます。

まとめ:パナソニック洗濯機のパルセーター外し方

まとめ:パナソニック洗濯機のパルセーター外し方

今回はパナソニック洗濯機のパルセーターの外し方について解説しました。ポイントを振り返ってみましょう。

この記事のまとめ
  • ドライバーはネジ舐め防止のために「No.3」を使うのがベスト。
  • 外すときは「ワッシャー」を絶対に無くさないよう注意する。
  • ネジが固着している時は、無理せず「お湯」や「潤滑剤」を使う。
  • 掃除しても直らない異音や空回りは、部品交換を検討する。

最初は難しく感じるかもしれませんが、一度やってみてコツを掴めば、30分足らずで新品同様にピカピカにできます。「洗濯物がなんとなく臭う…」というストレスから解放される爽快感は格別ですよ。

ぜひ今度の週末、チャレンジしてみてくださいね!

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