こんにちは。パワーツールラボ運営者 TAKAです。
寒い朝、やっと部屋が暖まってきたと思ったら「ピーッ」という警告音と共にファンヒーターが止まってしまった。そんな経験はありませんか。特にダイニチ製のファンヒーターを使っていると、E13やE03といったエラーコードが表示され、換気をしても直らないというケースがよくあります。
修理に出すと1万円以上かかるし、何より戻ってくるまでの間、暖房がないのは死活問題ですよね。実はその不完全燃焼エラー、故障ではなく「シリコン汚れ」が原因かもしれません。正しい手順を知っていれば、家にある道具だけで復活させられる可能性があります。
今回は、私が実際に試して効果があった直し方と、絶対にやってはいけない危険な作業について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
- ダイニチ特有の不完全燃焼エラー(E13・E03)の正体と緊急度
- 自分でできるシリコン除去の手順とメンテナンス方法
- 絶対に分解してはいけない「気化器」のリスク
- 修理か買い替えかを判断するための明確な基準
ダイニチファンヒーター不完全燃焼の直し方とエラー対処手順

エラーが出て止まってしまった時、闇雲にリセットボタンを連打するのは危険です。まずは表示されているエラーコードが何を意味しているのか、そして今すぐ取るべき行動は何なのかを冷静に判断しましょう。ここでは、緊急時の対応フローから具体的なメンテナンス手順までを解説します。
結論:不完全燃焼(E13・E03)が出た時の対処フローチャート

まず最初に結論をお伝えします。ダイニチのファンヒーターで不完全燃焼エラーが出た場合、焦らず以下の手順で対応してください。
【不完全燃焼エラー時の基本対応フロー】
- 即座に運転停止・換気
窓を全開にして5~10分間、新鮮な空気を取り込んでください。 - 危険症状のチェック
黒煙、強い異臭、目がチカチカするなどの症状がないか確認します。 - 基本メンテナンス
背面フィルターの掃除と給油タンク(水混入なし)の確認を行います。 - シリコン対策(自己責任)
それでも直らない場合のみ、フレームロッドの清掃を検討します。
多くのユーザーが「換気したのに直らない」と悩みますが、これは部屋の酸素不足ではなく、センサーの誤検知が原因であるケースが大半です。実際、ダイニチの公式サイトでも「換気サインが点滅した場合は、部屋の換気を十分にしてください。改善しない場合は修理が必要です」と案内されており、センサーの汚れが原因で誤作動を起こしている可能性が高いのです。ただし、本当に不完全燃焼を起こしている場合もあるため、以下の症状がある場合は即座に使用を中止してください。
(出典:ダイニチ工業『エラー表示「E13」・換気サインが点滅し自動消火した』)
- 排気口から黒煙や黄色い煙が出ている
- 目に染みるような刺激臭や、焦げ臭いにおいが続く
- 炎の色が青ではなく、赤やオレンジ色で揺らいでいる
- 使用中に頭痛、めまい、吐き気を感じる(一酸化炭素中毒の初期症状)
これらの症状がある場合、機器内部で重大なトラブルが起きています。自力での修理は火災のリスクがあるため、すぐに電源プラグを抜き、メーカー修理を依頼するか買い替えを検討してください。特に一酸化炭素は無色無臭で気づきにくいため、体調の変化には敏感になる必要があります。
症状別:今すぐ確認すべき危険度チェックとエラーコードの意味

ダイニチのファンヒーターにはいくつかのエラーコードがありますが、それぞれ緊急度が異なります。「E02とE03はどう違うの?」「HHHって何?」といった疑問を解消するために、以下の表で確認しましょう。似たようなエラーコードでも、原因と対処法は大きく異なる場合があります。
| コード | 意味 | 主な原因 | 緊急度 | 対処法 |
|---|---|---|---|---|
| E02 | 点火ミス | 灯油劣化、フィルター汚れ | 低 | フィルター掃除、新しい灯油への交換 |
| E03 | 燃焼制御異常 | フレームロッドの汚れ、気化器不良 | 中~高 | シリコン除去、解決しなければ修理 |
| E13 | 不完全燃焼防止 | シリコン付着、酸素不足 | 高 | 換気、シリコン除去、解決しなければ修理 |
| HHH | 異常過熱 | 内部部品の重大な故障 | 最高 | 即使用中止・修理必須 |
特に注意が必要なのはE03とE13です。これらはセンサーが正常に働いていないか、燃焼状態が不安定になっているサインです。E02の場合は単純な点火ミス(着火失敗)が多いですが、E03(燃焼制御装置作動)やE13(不完全燃焼防止装置作動)が頻発する場合、後述する「シリコン汚れ」が強く疑われます。シリコンがフレームロッドに付着すると、炎電流を正しく検知できなくなり、安全装置が働いて消火してしまうのです。
また、HHHが表示された場合は、ユーザー側でのリセットや修理は不可能です。これは、不完全燃焼防止装置などの安全装置が連続して作動した結果、危険防止のためにインターロック(再点火防止機能)がかかった状態です。解除には専門的な知識と部品交換が必要になることが多いため、無理に解除しようとせず、諦めて修理に出すか買い替えましょう。ダイニチの取扱説明書にも「HHHが表示された場合は、販売店に修理をご依頼ください」と明記されています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

準備:自分で修理・メンテナンスする際に必要な道具と安全確保

ここからは自己責任でのメンテナンス手順に入ります。作業を始める前に、必ず以下の道具を揃え、安全確保を徹底してください。中途半端な道具で作業すると、ネジ山を潰したりセンサーを破損させたりする原因になります。特にドライバーのサイズが合っていないと、固く締まっているネジを回す際に頭をなめてしまい、分解不能になるケースが多発しています。
- 【必須アイテム】
- プラスドライバー(No.2サイズ推奨):100円ショップのものではなく、柄が太く力の入りやすいものがおすすめです。
- 掃除機(隙間ノズル付き):内部のホコリを吸い取るために使用します。
- 柔らかい布:パネルやセンサーを拭くために使います。
- 【シリコン除去用(推奨)】
- サンドペーパー(紙やすり):#400番~#600番
- 綿棒:細かい部分の清掃や仕上げに使います。
- 消毒用エタノール(あれば):油分や削りカスをきれいに拭き取るのに便利です。
特にサンドペーパーの番手は重要です。粗すぎるもの(#100番など)を使うとセンサー表面を深く傷つけ、逆に汚れが再付着しやすくなったり、耐久性が落ちたりしてしまいます。逆に細かすぎると(#1000番以上)、頑固なシリコン被膜を除去しきれないことがあります。
- 電源プラグを必ず抜く:スイッチを切るだけでなく、コンセントからプラグを抜いてください。内部には高電圧がかかる部分があり、感電や誤作動による怪我を防ぐため必須です。
- 本体を冷ます:運転停止直後の燃焼部は非常に高温です。火傷防止のため、完全に冷めるまで室温で30分以上待ってください。
- 火気厳禁:灯油が入っている状態での作業になります。作業中のタバコやライターの使用は厳禁です。また、静電気にも注意してください。
手順①:基本のフィルター掃除と給油タンクの確認方法

「えっ、それだけ?」と思われるかもしれませんが、実は不完全燃焼エラーの約3割は、この基本的な掃除だけで直ることがあります。いきなり分解作業に入る前に、必ずこのステップを踏んでください。原因が単純なホコリや不良灯油だった場合、分解のリスクを冒す必要はありません。
1. 背面フィルターの清掃
ファンヒーターの背面にある「ファンフィルター」を取り外します。このフィルターは空気の取入口を守る重要なパーツですが、ここにホコリがびっしり溜まっていると、内部に新鮮な空気を取り込めなくなります。その結果、燃焼に必要な酸素が不足し、酸欠状態となって「E13」エラーが出るのです。
掃除機でホコリを吸い取り、目詰まりがひどい場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗ってください。ただし、洗った後は完全に乾かしてから取り付けることが鉄則です。濡れたまま取り付けると、水分が内部に入り込み、錆やショート、故障の原因になります。
(出典:ダイニチ工業『【2025年最新版】「石油ファンヒーター」の使い方』)
2. 給油タンクと受け皿のチェック
次に、給油タンクを抜いて、本体側の「油受皿」の中を懐中電灯などで照らして確認してください。ここを見ることで、燃料系のトラブルかどうかを判断できます。
- 水やゴミの混入:底に水滴が分離して溜まっていたり、黒いゴミが浮いていたりしませんか?水は灯油より重いため底に溜まりやすく、これが吸い上げられると燃焼不良を起こします。
- 灯油の変色:透明であるはずの灯油が黄色っぽく変色していたり、酸っぱいような異臭がしたりしませんか?これは灯油が酸化・劣化している証拠です。
もし変質灯油や水が見つかった場合は、スポイト(ホームセンター等で購入可能)を使って全て抜き取り、新しい灯油に入れ替える必要があります。不良灯油は燃焼不良の最大の敵であり、使い続けると気化器を詰まらせて修理不能なダメージを与えることもあります。
手順②:シリコン汚れを除去するフレームロッドのお手入れ

フィルターも灯油も問題ないのにE13やE03が消えない場合、ダイニチ製ファンヒーターで最も多い原因が「フレームロッドへのシリコン付着」です。ダイニチのファンヒーターは安全性を重視した設計のため、センサーが少しでも異常を検知するとすぐに停止する傾向があります。
フレームロッドとは、炎の中に突き出ている金属の棒(炎検知センサー)です。通常、金属は電気を通しますが、ここにヘアスプレーなどに含まれるシリコン成分が付着して白い絶縁被膜を作ると、電気が流れなくなります。すると、実際には正常に燃焼していても、コンピューターが「火がついていない」「不完全燃焼だ」と誤認してエラーを出し、強制停止させてしまうのです。
【作業手順】
本体下部の左右にあるネジ(通常2本)をプラスドライバーで外します。その後、パネルを手前に引いて上に持ち上げると外れます。機種によってはツメで固定されている場合もあるので、無理に引っ張らず、構造を確認しながら慎重に外してください。
前面パネルを外すと燃焼室が見えます。のぞき窓から中を確認すると、バーナー(火が出るところ)の近くにL字型のような金属の棒が2〜3本立っています。そのうちの1本がフレームロッドです。通常、正常な状態なら金属色をしていますが、シリコンが付着していると先端が白く粉を吹いたようになっています。
#400〜#600番のサンドペーパーを小さく切り、指が入る隙間からフレームロッドの白い部分を優しく磨きます。力を入れすぎるとロッドが曲がったり折れたりするので注意してください。鉛筆を持つくらいの軽い力加減で、白い被膜が取れて金属の光沢が出るまで10〜20往復程度磨けば十分です。
削りカスが燃焼部に残らないよう、エタノールを含ませた綿棒や乾いた布できれいに拭き取ります。ここで汚れを残すと、再付着の原因になります。
前面パネルを逆の手順で取り付け、ネジをしっかり締めます。パネルが浮いていると振動音の原因になるので、確実に固定してください。
この作業を行うだけで、シリコン由来のE13エラーの多くが解消すると言われています。ネット上の口コミでも「驚くほどあっさり直った」「買い替えずに済んだ」という声が多い、非常に効果的なメンテナンス方法です。
注意:絶対にやってはいけない危険な分解と気化器の扱い

YouTubeなどで「ファンヒーター修理」と検索すると、さらに奥にある「気化器」という部品を分解して掃除している動画が見つかるかもしれません。しかし、これだけは絶対に真似しないでください。
- 燃料漏れのリスク:気化器は灯油をガス化して送り出す心臓部です。一度分解するとパッキンの密閉性が失われ、灯油漏れによる火災事故に直結する恐れがあります。灯油が漏れると、ファンヒーターの下が火の海になります。
- 燃焼バランスの崩壊:内部のニードル(針)の位置はミクロン単位で精密に調整されています。素人が触ると燃焼バランスが崩れ、大量のカーボン発生や一酸化炭素中毒の原因になります。また、専用工具がないと元に戻せない構造になっています。
- 高額な修理費:自分で分解して壊した場合、たとえ保証期間内であっても有償修理となります。部品交換を含めると2万円〜3万円の修理費がかかることがあり、新品を買ったほうが安いという結果になりかねません。
私のスタンスとしては、「フレームロッド磨きまではDIYの範疇、気化器トラブルならプロへ依頼」という線引きを強くおすすめします。気化器トラブルの場合、部品代だけで1万円近くかかることもあり、リスクを背負って修理するよりも買い替えた方が安全で安上がりなケースが多いからです。専門知識のない分解は、命に関わる事故につながる可能性があることを忘れないでください。
詳しくは実こちらの記事をご覧ください。

不完全燃焼の原因はシリコン?ダイニチの直し方と買い替え基準

ここまで対処法をお伝えしましたが、そもそも「なぜウチのファンヒーターだけこんなにエラーが出るの?」と疑問に思いませんか?実は、ダイニチ製ファンヒーター特有の「弱点」と、ご家庭の環境が関係しているかもしれません。
原因:なぜダイニチはシリコンに弱い?意外な発生源リスト

ダイニチのファンヒーターは「ブンゼン式」という燃焼方式を採用しており、着火スピードが速く(約35〜40秒)、点火時・消火時の臭いが少ないのが大きなメリットです。しかし、その反面、炎検知センサー(フレームロッド)が燃焼炎の中に直接さらされる構造のため、シリコンの影響を受けやすいという特徴があります。
シリコン(揮発性有機化合物)は、燃焼時の高温(約800℃)で化学反応(酸化)を起こし、絶縁体の白い粉(二酸化ケイ素・シリカ)となってセンサーにこびりつきます。この粉はガラスと同じ成分のため電気を通しません。では、そのシリコンはどこから来ているのでしょうか。意外な発生源をリストアップしました。
| カテゴリ | 主な製品(成分名:メチコン、シロキサン等) |
|---|---|
| ヘアケア | 洗い流さないトリートメント、ヘアスプレー、寝癖直しウォーター、ヘアワックス、枝毛コート剤 |
| 化粧品 | ファンデーション、化粧下地、日焼け止めスプレー、ハンドクリーム、制汗スプレー |
| 洗濯用品 | 柔軟剤(特に部屋干し)、衣類用シワ取りスプレー、アイロン用スプレー、糊付けスプレー |
| その他 | 防水スプレー、家具用艶出しスプレー、ガラスクリーナー、静電気防止スプレー |
「ファンヒーターの前で髪を乾かしている」「洗濯物を部屋干ししていて、柔軟剤を使っている」。これらに心当たりはありませんか?特に「洗い流さないトリートメント」や「柔軟剤」は、揮発した成分が空気中を漂い、ファンヒーターの背面ファンから吸い込まれて内部に入り込みます。もしこれらの習慣がある場合、いくら修理してもすぐにまたシリコンが付着して再発してしまいます。
ファンヒーターを使用中はこれらの製品を使わないか、別の部屋で使用する、あるいは換気を徹底するなどの対策が必要です。ダイニチの公式サイトでも、これらの製品の使用を控えるよう強く警告されています。
(出典:ダイニチ工業『シリコーン等による石油ファンヒーターへの影響』PDF)
判断:修理か買い替えか?寿命を見極める3つの基準

「フレームロッドを磨いてみたけど直らない」「毎年修理に出すのも疲れた」。そんな時は、潔く買い替えを検討すべきタイミングかもしれません。修理するか買い替えるか、迷った時の判断基準を3つご紹介します。
【買い替え推奨の3つの基準】
- 製造から8年以上経過している
ファンヒーターの設計上の標準使用期間は10年です。しかし、業界団体の指針では点検・取替の目安を8年としています。8年を超えると部品保有期間も終了に近づき、修理部品が手に入らない可能性が出てきます。また、経年劣化により一酸化炭素漏れなどのリスクも高まります。 - 修理見積もりが新品価格の50%を超えた
例えば修理費の見積もりが15,000円で、同等クラスの新品が25,000円なら、迷わず新品をおすすめします。新品なら最新の省エネ機能(ecoおまかせモードなど)や、3年間のメーカー保証もついてきます。ランニングコストと安心感を考えれば、新品の方がお得です。 - 頻繁にエラーが出てストレスになっている
「寒い朝にスイッチを入れても点かない」「何度も延長ボタンを押さないといけない」というストレスは精神衛生上よくありません。暖房器具は生活の質に直結します。安全と快適さをお金で買うと考えましょう。
特に製造から10年近いモデルを使用している場合、熱交換器やバーナーの劣化による火災リスクも無視できません。最近のダイニチ製品は「秒速消臭システムプレミアム」などの新機能で、消火時の臭いがさらに低減されています。一度最新機種のスペックをチェックしてみるのも良いでしょう。
予防:シーズン前後にやるべきダイニチ公式推奨のメンテナンス

もし修理や買い替えでファンヒーターが復活したら、次は「長持ちさせる」ことに注力しましょう。ダイニチが公式に推奨している、寿命を2〜3年延ばすためのメンテナンス法が「空焼き(クリーニング)運転」です。これは、気化器の中に残った灯油を全て燃やし尽くし、タールなどの汚れを焼き切る作業です。
【シーズン収納前の空焼き手順】
給油タンクを抜き、中の灯油を市販のポンプやスポイトで完全に空にします。
油受皿に残った灯油もできるだけ抜き取ります(キッチンペーパーなどで拭き取るのも有効です)。
本体に残った灯油を燃やし尽くすため、「クリーニング」ボタンを3秒長押しします(機種により操作が異なる場合がありますので説明書をご確認ください)。
約1時間〜2時間ほど運転し、燃料切れで自動消火するまで待ちます。
消火後、本体が冷めたらプラグを抜き、ファンフィルターを掃除して、湿気の少ない場所に保管します。購入時の箱があればそれに入れるのがベストです。
この作業を行うことで、シーズンオフの間に気化器内部で灯油が変質し、ノズルを詰まらせるのを防ぐことができます。「クリーニング中は煙が出たり臭いがしたりしますが正常です」と説明書にもありますので、必ず窓を開けて換気をしながら行ってください。この「しまい洗い」をやるかやらないかで、翌シーズンのトラブル発生率が大きく変わります。
(出典:ダイニチ工業『ひと手間で次シーズンのトラブル予防に! 石油ファンヒーターのしまい方』)
公式:それでも直らない場合のメーカー修理費用と問い合わせ先

いろいろ試したけれどダメだった、あるいは自分で分解するのは怖いという方は、メーカーへ相談しましょう。ダイニチのサポートは親切で的確ですが、冬場(特に11月〜1月)は電話が大変混み合います。
修理費用の目安(出張料・技術料・部品代含む)
- 点検・簡易清掃:6,000円〜10,000円
- フレームロッド交換・センサー修理:12,000円〜16,000円
- 気化器交換:16,000円〜25,000円
- 基板交換:15,000円〜25,000円
問い合わせる際は、本体側面に貼ってあるシールを見て「型番(FW-○○など)」と「製造年」を伝えるとスムーズです。見積もり額を聞いてから、修理するか買い替えるか判断すると良いでしょう。保証期間内(通常3年)であれば、無償修理の対象になる可能性もありますので、保証書も忘れずにチェックしてください。
Q&A:ダイニチファンヒーターの不完全燃焼に関するよくある質問

最後に、よくある質問をまとめました。
- 換気してもすぐに換気サインが点滅するのはなぜですか?
-
最近の高気密住宅では、部屋のCO2濃度が上がりやすく、安全装置が敏感に反応することがあります。また、前述したシリコン汚れやフィルター詰まりがある場合も、燃焼状態が悪くなり、換気不足と誤検知して点滅します。1時間に1〜2回、5分程度のしっかりとした換気を行ってみてください。それでも直らない場合は、センサー異常の可能性が高いです。
- 白い煙が出るのは故障ですか?危険ですか?
-
点火時や消火時に一瞬出る白煙は、気化した灯油が燃えきらずに出たもの(未燃ガス)で、ある程度は正常です。特に寒い朝などは目立ちやすいです。しかし、運転中に継続して白煙が出る、または黒煙が出る場合は不完全燃焼の可能性があります。異臭も伴うはずですので、すぐに使用を中止し、点検を依頼してください。
- エラーHHHが出た場合、自分で解除できますか?
-
できません。HHHは「異常過熱」などを検知した後のロック状態で、解除には専門知識と専用ツールが必要です。ネット上には「解除コマンド」などの情報が出回っていますが、原因(部品故障やホコリ詰まり)を直さずにロックだけ解除するのは、安全装置を無効化する行為であり、火災の原因となり大変危険です。絶対にやめましょう。
- ファンヒーターの寿命は何年くらいですか?
-
メーカーの設計上の標準使用期間は10年です。ただ、メンテナンス状況によって前後し、シリコン対策や空焼き運転をしっかり行っているご家庭では12〜13年使えることもあります。逆にメンテ不足だと5〜6年でダメになることも珍しくありません。10年を過ぎたら、いつ壊れてもおかしくないと考え、買い替えの準備をしておくのが賢明です。
まとめ:ダイニチファンヒーター不完全燃焼の直し方は早めのシリコン対策が鍵

ダイニチのファンヒーターは性能が良い反面、シリコン汚れに敏感です。E13やE03エラーが出たら、まずは以下の3点を思い出してください。
- まずはフィルター掃除と給油タンクチェックを徹底する。
- それでもダメなら自己責任でフレームロッドのシリコン磨きを試す。
- 気化器トラブルや10年以上の機種は、無理せず買い替えを選ぶ。
寒い冬に暖房が使えないのは本当に辛いですよね。この記事の手順で、あなたのファンヒーターが無事に復活することを願っています。くれぐれも安全第一で作業してくださいね!

