こんにちは。パワーツールラボ運営者 TAKAです。
寒い冬の朝、頼みの綱であるファンヒーターの電源が入らないと本当に焦りますよね。「昨日までは普通に使えていたのに、なぜ?」「もしかして壊れちゃった?」と、不安な気持ちでいっぱいになっているのではないかなと思います。
実は、ファンヒーターが動かない原因は故障だけとは限りません。ちょっとした操作ミスや安全装置の作動など、自分で簡単に対処できるケースも意外と多いんです。もちろん、本当に修理が必要な場合もありますが、まずは落ち着いて状況を確認することが大切です。
この記事では、工具や機械の知識がない方でも分かるように、コロナ製ファンヒーターの電源が入らない原因と対処法を一つひとつ丁寧に解説していきます。修理に出すべきか、思い切って買い替えるべきかの判断基準についてもお話ししますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 電源が入らない時にまず確認すべき5つのポイント
- よくあるエラーコードの意味と自分でできる対処法
- 修理費用の相場と買い替えを検討すべき年数の目安
- やってはいけない危険な自己判断とNG行為
コロナファンヒーター電源が入らない時の即効対処法

「スイッチを押しても反応がない」「すぐに消えてしまう」といった症状が出たとき、すぐに故障だと決めつけるのは早計です。コロナのファンヒーターには多くの安全装置が組み込まれており、それらが正常に働いているだけの可能性もあります。
ここでは、電源が入らない時によくある原因と、今すぐご自宅で試せる対処法を順番にご紹介します。修理業者に電話をする前に、まずはこのセクションの内容を一通りチェックしてみてくださいね。
原因一覧:電源が入らない・点火しない主な理由

まずは全体像を把握しましょう。ファンヒーターの電源が入らない、あるいは点火しない原因は、大きく分けて以下の4つのカテゴリーに分類されます。ご自身の症状がどれに当てはまりそうか、イメージしながら見てみてください。
主な4つの原因カテゴリー
- 安全装置の作動
・チャイルドロック(CL表示):お子様の誤操作防止機能が働いている
・対震自動消火装置(E9エラー):地震や衝撃を検知して停止している
・過熱防止装置(EF、EHエラー):内部温度が異常上昇して強制停止している - 電気系統のトラブル
・電源コードの断線や接触不良:コンセント周りの物理的な破損
・ヒューズの溶断:過電流による保護部品の遮断
・基板の故障(液晶が全くつかないなど):制御システムのダウン - 点火・燃焼系統の不具合
・リセットボタンの押し忘れ(シーズン初め):燃料経路の安全弁が閉じたまま
・点火プラグやフレームロッドの汚れ:着火や炎検知がうまくいかない
・気化器の詰まり:変質灯油などにより燃料がうまくガス化しない - 環境・使用方法の問題
・シリコン付着による点火不良:ヘアスプレー等の成分によるセンサー障害
・換気不足による酸素濃度低下:不完全燃焼防止装置の作動
・給気フィルターのホコリ詰まり:空気の取り込み不足による過熱
このように、原因は機械の故障だけでなく、「安全のための停止」や「メンテナンス不足」であることも非常に多いのです。特にシーズン初めに多いのが「リセットボタンの押し忘れ」、シーズン中に多いのが「フィルター詰まり」や「シリコン付着」です。
「壊れた!」と焦ってすぐに分解しようとしたりせず、まずは表示されているエラーコードや液晶の状態を冷静に確認することから始めましょう。取扱説明書がお手元になくても大丈夫です。これから解説する手順に従って、一つひとつチェックしていけば原因が絞り込めます。
チャイルドロックとタイマー設定の確認

「故障かな?」と思ったら、まずは単純な設定の問題ではないか疑ってみましょう。特によくあるのが「チャイルドロック」と「タイマー設定」です。これらは故障ではなく「仕様」ですので、解除さえすればすぐに使えるようになります。
まず、液晶画面に「CL」または「-CL」という文字が表示されていませんか?
これはチャイルドロック(Child Lock)機能が働いているサインです。小さなお子様のいたずら防止機能ですが、実はこれ、初めて使用する時や、シーズン初めにコンセントを挿した時、あるいは停電から復旧した時などに自動的に作動することがあるんです。
「自分で設定した覚えがないのに動かない!」という方は、まずここをチェックしてください。ボタンを押しても「ピー」と音がするだけで何も動かない場合は、このロックがかかっている可能性が高いです。
チャイルドロックの解除方法
機種によって操作方法は異なりますが、多くのコロナ製ファンヒーターでは以下の手順で解除できます。
- 「チャイルドロック」ボタンを3秒間に3回押す
- または、「表示切替」ボタンを3秒間長押しする
※「3秒以内に3回」というリズムが重要です。ゆっくり押していると解除されないことがあるので、「ポン、ポン、ポン」とリズミカルに押してみてください。
また、液晶に時計マークやタイマーのランプが点灯している場合、「おはようタイマー」などが設定されている可能性があります。この場合、設定時刻になるまで運転が開始されません。一度運転ボタンを押してタイマーを解除できるか確認してみましょう。特に「おやすみタイマー」などが意図せずセットされていると、一定時間後に勝手に切れてしまうため「故障で止まった」と勘違いしやすいポイントです。
リセットボタンの場所と安全装置の解除手順

次に確認していただきたいのが、シーズン初めのトラブルで最も多い「リセットボタン」の操作です。春に片付けてから半年以上ぶりに使う場合や、掃除のために移動させて軽くぶつかった時などに、内部の「定油面器(ていゆめんき)」という部品にある安全弁が閉じることがあります。
この安全弁は、地震などで倒れた際に灯油が漏れ出さないようにするための重要な安全装置ですが、これが閉じていると、いくらタンクに灯油が満タンに入っていても、燃焼部まで灯油が流れません。その結果、「点火動作はするけれど火がつかない(E0エラー)」という状態になります。
これを解除するのが「定油面器リセットボタン(またはリセットレバー)」です。
リセットボタンはどこにある?
多くの機種では、本体の右側面の下の方、あるいは正面の右下に小さな赤いボタンやレバーがあります。機種によってはカバーの中に隠れていることもあるので、懐中電灯などで照らしながら探してみてください。古い機種だと背面の下部にあることもあります。
正しい操作手順と注意点
- 操作方法: ボタンを軽く1〜2回押し下げてください。「カチッ」という手応えがあればOKです。レバー式の場合は下に押し下げます。
- 禁止事項: 5秒以上押し続けたり、何度も連打したりするのは絶対にやめてください。灯油が過剰に供給されてあふれてしまい、床を汚したり、次回点火時に大きな炎が上がる異常燃焼の原因になったりして大変危険です。
リセットボタンを押した後、すぐに点火するのではなく、灯油が流れるまで少し時間がかかることがあります。一度リセットしたら、数分待ってから再度点火操作を行ってみてください。もしリセットボタンを押しても改善せず、液晶に「E1」や「E2」といったエラーが出続ける場合は、内部部品の故障の可能性が高くなります。
エラーコード診断:E0・E1・E4の意味

コロナのファンヒーターは、不具合の原因をアルファベットと数字のエラーコードで教えてくれます。エラーコードは「どこが悪いか」を示す重要なメッセージです。ここでは、電源が入らない・点火しない時によく出る代表的な3つのエラーについて解説します。
| コード | 症状・意味 | まず試すべき対処法 |
|---|---|---|
| E0 | 点火しない(不着火) 点火ヒーターは作動しているが、着火に至らなかった状態です。 | 灯油がタンクに入っているか確認。 オイルフィルターに水やゴミが詰まっていないか確認。 数回再点火を試してもダメなら点火プラグ等の故障の可能性大。 |
| E1 | 炎が検知できない(疑似火炎など) 点火しているのにセンサーが炎を感じ取れていない、または点火前から炎信号が出ている異常状態。 | 定油面器リセットボタンを押してみる。 直射日光が当たっていないか確認。 それでもダメならセンサー(フレームロッド)の汚れや故障。 |
| E4 | 途中で火が消える(途中失火) 運転中に炎が消えてしまった状態。または過熱防止装置の作動。 | 背面の給気フィルターを掃除する(これが原因の8割!)。 部屋の換気をする。 本体の後ろにカーテンなどが密着していないか確認。 |
(出典:株式会社コロナ 石油ファンヒーター エラーサイン一覧)
特に問い合わせが多いのが「E4エラー」です。これは故障ではなく、背面のファンフィルターにホコリが溜まって空気が取り込めなくなり、内部温度が上がりすぎて安全装置が働いているケースがほとんどです。「掃除機でホコリを吸い取る」だけで復活することも多いので、修理に出す前に必ず掃除を試してください。
フィルター掃除をしてもE4が直らない場合、内部のセンサー汚れなどが疑われます。より詳しい直し方は、私が実際に検証した以下の記事で解説しています。

また、もし「HH」という表示が出て一切操作ができなくなっている場合は、安全のためにロックがかかっている状態(インターロック)です。
これは「E4」などのエラーが連続して発生した場合に、「これ以上使うと危険」と判断して強制停止させる機能です。通常のボタン操作では解除できません。
詳しくは実際に試したこちらの記事をご覧ください。

液晶がつかない・ランプが点滅する場合

「エラーコードすら出ない」「液晶画面が真っ暗で何も表示されない」という場合、状況は少し深刻かもしれません。
これは電気がそもそも本体に届いていないか、制御する頭脳部分(基板)が完全にダウンしている可能性があります。
電源ボタンを押しても「ピッ」とも言わない、ランプもつかないという完全沈黙状態の場合、まずは以下の3ステップで「電気の通り道」を確認しましょう。
プラグが緩んでいませんか?一度抜いて、しっかり奥まで挿し直してみてください。延長コードを使っている場合は、電圧降下を起こしている可能性があるため、壁のコンセントに直接挿して確認します。
お部屋のブレーカーが落ちていませんか?寒い朝は、ファンヒーターと同時にドライヤーや電子レンジ、トースターなどを使うことが多く、容量オーバーでブレーカーが落ちていることがあります。
ファンヒーターを挿していたコンセントに、ドライヤーなどの別の家電を挿して動くかどうか確認してください。もし他の家電も動かないなら、ファンヒーターではなく家の電気配線側の問題です。
これらが全て正常なのに液晶がつかない場合、次に疑うべきは「電源コードの断線」か「本体内部のヒューズ切れ・基板故障」です。特にヒューズは、内部でショートが起きた際に身代わりとなって切れる安全部品ですので、切れているということはどこかに異常がある証拠です。ヒューズ交換だけでは直らない(またすぐに切れる)ことが多いので注意が必要です。
シリコン付着と換気不足による点火不良

意外と知られていない故障原因ナンバーワンが「シリコン」です。修理業者さんの間では常識なのですが、一般の方にはあまり知られていません。
「ファンヒーターを使っている部屋で、ヘアスプレーや洗い流さないトリートメントを使っていませんか?」
「室内で洗濯物を干していて、香りの強い柔軟剤を使っていませんか?」
「家具の艶出しスプレーや防水スプレーを室内で使いませんでしたか?」
実は、ヘアケア製品や柔軟剤、防水スプレーなどに含まれるシリコーン成分は、ファンヒーターにとっては大敵です。これらの成分が空気と一緒にファンヒーター内部に吸い込まれると、燃焼の炎で加熱され、白い粉状の酸化シリコン(ガラス質の絶縁体)に変化します。これが炎を検知する「フレームロッド」というセンサーにびっしりと付着すると、電気を通さなくなり、センサーが「炎がない」と誤検知してしまいます。その結果、点火しても数秒後に安全装置が働いて消化してしまう(E1やE4エラー)のです。
シリコン故障は保証対象外!?
多くのメーカーで、シリコン付着による故障は保証期間内であっても有償修理となるケースが一般的です。取扱説明書にも「シリコーン配合製品を使用しない」といった注意書きがあります。
また、最近の高気密住宅では「換気不足」による不完全燃焼防止装置の作動も増えています。酸素が不足すると火が消えやすくなるだけでなく、一酸化炭素中毒の危険もあります。(出典:日本ガス石油機器工業会 石油ファンヒーターの安全な使い方)によると、1時間に1〜2回、1〜2分程度換気を行うことが推奨されています。
電源プラグの断線とコンセント異常の確認

液晶がつかない原因として、基板故障の次に見落としがちなのが「電源コードの断線」です。長年使っていると、コードの付け根部分に負担がかかり、中の銅線が金属疲労で切れてしまうことがあります。特に、シーズンオフにコードを本体にきつく巻き付けて収納している方は要注意です。
断線のセルフチェック方法
電源コードの「本体から出ている付け根」と「コンセントプラグの付け根」を指でつまんで確認してみてください。
- コードを少し動かしたり曲げたりすると、一瞬だけ電源が入る・液晶がつく。
- 特定の角度にすると電源が落ちる。
- 付け根部分が極端に柔らかくなっていたり(中の線が切れて被覆だけになっている)、逆に硬くなって変な癖がついていたりする。
- 運転中にコードの付け根が異常に熱くなっている。
もしこのような症状がある場合、断線の可能性が非常に高いです。通電したりしなかったりする状態は、スパーク(火花)が散りやすい最も危険な状態です。
コロナファンヒーター電源が入らないなら修理か買い替えか

いろいろ試してみたけれど、やっぱり電源が入らない…。そうなると、次に悩むのは「修理に出すか、買い替えるか」ですよね。
「修理代って結構高いのかな?」「直してもまたすぐ壊れるんじゃないか?」
そんな不安を解消するために、修理費用の相場や、プロ目線での判断基準である「8年の壁」について詳しく解説します。お金のことも安全のことも関わる重要な判断ですので、じっくり検討してください。
修理費用の相場と部品交換の目安

メーカーや修理業者に依頼した場合、費用は基本的に「技術料(工賃)」+「部品代」+「出張費」の合計になります。2025年現在、一般的な相場は以下のようになっています。
| 修理内容 | 費用の目安(総額) |
|---|---|
| 簡単な部品交換 (温度ヒューズ、フレームロッド清掃など) | 6,000円 〜 9,000円 |
| 気化器の交換 (点火不良、白煙、臭い、E5エラーの修理) | 12,000円 〜 16,000円 |
| 基板の交換 (電源が入らない、誤作動、液晶表示なし) | 15,000円 〜 25,000円 |
ここにさらに出張費(3,000円〜5,000円程度)が加算されることもあります。出張費は「修理をせずに見積もりだけで断った場合」でも発生することが多いので注意が必要です。
例えば、電源が入らない原因が「基板の故障」だった場合、総額で2万円近くかかることも珍しくありません。コロナの新品のエントリーモデル(FH-G32シリーズなど)が、量販店で1万5千円〜2万円程度で購入できることを考えると、修理代が1万円を超えるようなら買い替えの方が経済的にもお得なケースが多いかなと思います。
修理代が1万円を超えるようなら買い替えの方が経済的にもお得なケースが多いかなと思います。
特にE5エラー(気化器関係の故障)などは、部品代自体が高価なため修理費用が高額になりがちです。具体的な交換手順や費用感については、以下の記事でも解説しています。

メーカー修理の依頼方法とサービスセンター

「まだ買って数年だし、高機能モデルだから修理して使い続けたい」という場合は、メーカーの正規修理を依頼しましょう。コロナはサポート体制がしっかりしており、365日24時間受付を行っています。
コロナ サービスセンター 修理受付
- フリーダイヤル(固定電話から): 0120-919-302
- ナビダイヤル(携帯電話から): 0570-550-992
- 受付時間: 365日・24時間対応
電話をする前に、スムーズに受付を進めるために以下の情報を本体を見てメモしておきましょう。
- 製品の型番(本体の右側面や裏側の銀色のシールに記載されています。例:FH-VX3619BYなど)
- 製造年(これも同じシールに「20xx年製」と記載があります)
- 具体的な症状(「E4エラーが出る」「電源ボタンを押しても無反応」など)
- 購入時期(わかれば)
また、家電量販店やホームセンターで購入し、長期保証(3年〜5年保証など)に加入している場合は、メーカーに直接連絡する前に購入した店舗に相談するのがベストです。保証適用で無償修理が受けられる可能性があります。
寿命のサイン:10年以上なら買い替え推奨

修理か買い替えかを決める最大の判断基準。それは「製造から8年」です。
コロナを含む多くのメーカーは、石油ファンヒーターの「設計標準使用期間」を8年と定めています。これは「標準的な使い方で、安全上支障なく使用することができる標準的な期間」の目安です。
(出典:株式会社コロナ よくあるご質問 設計標準使用期間について)
もし今お使いのファンヒーターが製造から10年以上経過しているなら、私は迷わず買い替えをおすすめします。「まだ動くから」といって使い続けるのは、見えないリスクを抱えることになります。
10年以上使うリスクとデメリット
- 部品がない: 製造終了から6年(一部8年)で補修用性能部品の保有期間が終わるため、そもそも部品がなくて修理できない可能性が高いです。
- 火災リスク: 内部のゴムパッキンや配線の被覆が経年劣化し、灯油漏れやショートによる発火の危険性が高まります。(出典:国民生活センター 長期使用製品の事故注意喚起)でも、古い暖房機器による事故が報告されています。
- 燃費が悪い: 最新機種に比べて燃焼効率が悪くなっていたり、機能が劣っていたりするため、灯油代がかさんでいるかもしれません。
最近のモデルは「秒速点火」のスピードが早かったり、消費電力が大幅に下がっていたり(コロナの最新機種はDCモーター採用で低消費電力です)、性能もかなり進化しています。「修理代に1万円払って、来年また別の場所が壊れる」といういたちごっこになるリスクを負うより、新しい安全な製品に切り替える方が、結果的に安上がりで安心かなと思います。
最新のコロナファンヒーターを見てみる
以下の公式サイトリンクから、最新モデルの機能や価格をチェックできます。今の機種とどれくらい進化しているか見比べてみてください。
コロナ 石油ファンヒーター ラインアップ(公式サイト)
自己分解・DIY修理の危険性と禁止事項

インターネットやYouTubeを見ていると、「自分で分解して部品を交換して数百円で直した!」という情報が出てくることがあります。確かに、バーナーサーモや温度ヒューズといった部品自体はネットで安く手に入りますが、安易なDIY修理は極めて危険であり、絶対に推奨しません。
【警告】ここから先はプロの領域です
以下の作業は、知識のない一般の方が絶対に行ってはいけません。
- 本体カバーを開けて内部構造をいじる
- 気化器やバーナーの分解・清掃
- 基板の配線をいじる
- 安全装置の短絡(キャンセル・無効化)
自分で分解した時点でメーカー保証は一切効かなくなりますし、何より「灯油漏れによる火災」や「不完全燃焼による一酸化炭素中毒」のリスクが跳ね上がります。ネジ一本の締め忘れや、パッキンの取り付けミスが命取りになります。家族の命を守るためにも、内部に関わる修理は必ずプロに任せてください。
ユーザーができるメンテナンスは、取扱説明書に記載されている「背面のフィルター掃除」と「給油タンク周りの清掃」までと心得ておきましょう。
故障を防ぐための日常メンテナンスと保管

最後に、ファンヒーターを長持ちさせるためのポイントをお伝えします。10年以上元気に使えている方の多くは、以下のメンテナンスをしっかり行っています。これらは今日からでも実践できることばかりです。
- 週に1回は背面フィルター掃除
掃除機でサッと吸うだけでOKです。これだけでE4エラーや内部の過熱を防ぎ、ファンヒーターの負担を大幅に減らせます。 - 月に1回の換気運転
機種によっては、最大火力で運転して内部の不純物を焼き切る「クリーニング機能」がついています。これを定期的に実施することで、気化器へのタール付着を防げます。 - 【最重要】シーズンオフの片付け
春になって片付ける際、タンクに残った灯油を完全に抜くことが何より重要です。昨シーズンの古い灯油(持ち越し灯油)を使うと、酸化して変質した灯油が気化器を詰まらせ、一発で故障の原因になります。
カートリッジタンクだけでなく、本体側の油受け皿にある灯油も、付属のスポイトなどで完全に抜き取りましょう。「オイルフィルター」も、シーズン終わりにきれいな灯油ですすぐように洗浄すると完璧ですね(水洗いは厳禁です!水が少しでも残るとサビや凍結の原因になります)。
コロナファンヒーター故障に関するQ&A
記事の締めくくりとして、よくある質問をQ&A形式でまとめました。
- リセットボタンはどこにありますか?
-
機種によりますが、本体の右側面の低い位置か、正面右下のカバー内にあることが多いです。赤色で小さなボタン、またはレバー式になっています。見つからない場合は、取扱説明書(メーカー公式サイトで型番検索すればPDFが見られます)の「各部のなまえ」を確認するのが確実です。
- エラーE0やE4が出たらどうすればいい?
-
E4はまず背面のファンフィルターを掃除してください。これで8割方は直ります。それでも直らなければ修理です。E0は不着火のエラーなので、灯油があるか確認し、数回再点火を試してもダメなら点火系統の故障の可能性が高く、修理が必要です。
- 点火してもすぐ消える原因は?
-
フレームロッド(炎検知センサー)の汚れか、シリコン付着が疑われます。ヘアスプレーなどを使用していませんか?センサー磨きなどの修理が必要になるケースが多いです。
- 寿命は何年くらい持ちますか?
-
メーカーの設計標準使用期間は8年です。使い方は環境によりますが、一般的には6〜10年程度が寿命と言われています。10年を超えた製品は、たとえ動いていても安全点検や買い替えを強くおすすめします。
まとめ:コロナファンヒーター電源が入らない時は

いかがでしたでしょうか。今回はコロナファンヒーターの電源が入らない原因と対処法について解説しました。
最後に、トラブル時に確認すべきポイントをもう一度おさらいしましょう。
- コンセントは奥までしっかり刺さっていますか?他の家電は動きますか?
- チャイルドロック(CL)がかかっていませんか?
- シーズン初めなら「リセットボタン」を押しましたか?
- 背面のフィルターがホコリまみれになっていませんか?
- 延長コードを使わず、壁のコンセントから直接電源を取っていますか?
これらを試しても改善しない場合や、エラーが頻発する場合は、無理をせずメーカーのサービスセンター(0120-919-302)に相談するか、使用年数が8年を超えているなら新しい機種への買い替えを検討してください。
寒い時期のトラブルは本当に大変ですが、この記事が少しでも解決のヒントになれば嬉しいです。安全で暖かい冬をお過ごしくださいね。

