コロナファンヒーターE4エラー対処法!原因と直し方を完全解説

コロナファンヒーターE4エラー対処法!原因と直し方を完全解説

こんにちは。パワーツールラボ運営者 TAKAです。

寒い冬の朝、布団から出て震えながらスイッチを入れたのに、数分後には「ピーッ」という無情な電子音と共にファンヒーターが止まってしまう…。画面には点滅する「E4」の文字。

ただでさえ寒いのに、暖房が使えないとなると本当に焦りますよね。特に、小さなお子様やご高齢の方がいらっしゃるご家庭では、死活問題になりかねません。

「もしかして壊れちゃったの?」「修理に出したら何万円もかかるんじゃ…」

そんな不安が頭をよぎるかと思いますが、まずは深呼吸して落ち着いてください。実は、コロナ製石油ファンヒーターのE4エラーは、故障ではなく「安全装置が正常に働いた結果」であることが非常に多いのです。つまり、機械が「このまま燃やし続けると危ないよ!」と教えてくれている状態なんですね。

長年、機械修理や工具のメンテナンスに関わってきた私の経験上、このE4エラーの約8割は、ご自宅にある道具を使った簡単なメンテナンスだけで解消できます。高額な修理代を払う前に、まずはこの記事で紹介する手順を一つずつ試してみてください。

この記事でわかる事
  • E4エラー(途中失火)の本当の原因とメカニズム
  • 誰でも今すぐできる、効果的なフィルター掃除とリセット方法
  • 掃除しても直らない場合に疑うべき「シリコーン」の正体
  • 修理に出すか、買い替えかをお得に判断する基準
目次

コロナファンヒーターE4エラーの原因と対処

コロナファンヒーターE4エラーの原因と対処

まずは、今まさに表示されている「E4」というエラーコードが、機械の内部で何が起きていることを示しているのかを正しく理解しましょう。「敵を知れば百戦危うからず」です。

ここでは、メーカーであるコロナの公式情報に基づき、ユーザーが自力で対処できる範囲のトラブルシューティングを、初心者の方にもわかりやすく噛み砕いて解説します。

E4は「途中失火」!給気フィルター掃除で解決

E4は「途中失火」!給気フィルター掃除で解決

結論:E4エラーの正体とは?
コロナ製ファンヒーターにおける「E4」エラーは、専門用語で「途中失火」と呼ばれます。
これは、「一度は正常に点火したけれど、運転中に何らかの原因で炎が消えてしまった(あるいは消えたとセンサーが判断した)」状態を指します。

そして、このエラーを引き起こす最大の原因は、機械の故障ではなく「背面の給気フィルターのホコリ詰まり」です。

「えっ、たかがホコリで止まるの?」と思われるかもしれませんが、ファンヒーターにとって空気は命です。
ファンヒーターは、背面の大きなファンで部屋の空気を取り込み、それをバーナーの熱で温めて前へ送り出す仕組みになっています。同時に、灯油を燃やすために必要な「酸素」も、この背面の吸気口から取り入れています。

もし、背面のフィルターがホコリでびっしりと覆われていたらどうなるでしょうか。
人間で言えば、マスクの上から手で口を塞がれて全力疾走させられているようなものです。内部の空気循環が悪くなり、以下の2つの危険な状態に陥ります。

  • 内部温度の異常上昇:熱が外に放出されず、機械の中にこもってしまう。
  • 酸欠状態(燃焼不良):新鮮な空気が入ってこないため、きれいな炎を維持できなくなる。

こうなると、ファンヒーターに搭載されている賢いコンピューターが「危険だ!」と判断し、強制的に燃料をカットして運転を停止させます。これがE4エラーの正体なのです。

実際、私がこれまで相談を受けたケースでも、「フィルター掃除をサボっていた」「掃除機でサッと吸ったつもりだったが、網目が詰まっていた」という事例が圧倒的多数を占めます。

【完全版】プロが教える正しいフィルター掃除の手順

ただ漫然と掃除機をかけるだけでは、頑固なホコリは取れません。確実にエラーを解消するための掃除手順をご紹介します。

用意するもの

  • 掃除機(隙間用ノズルがあると便利)
  • 使い古した歯ブラシ
  • 雑巾またはウェットティッシュ
STEP
手順1:安全確保とフィルターの取り外し

まず運転を停止し、本体が十分に冷めるまで待ちます。その後、背面の「ファンフィルター」を取り外します。多くの機種はツメで引っかかっているだけなので、手でパカッと外せます。

STEP
手順2:掃除機+ブラッシング

フィルターの表側だけでなく、裏側からも掃除機をかけます。細かい網目にホコリが食い込んでいる場合は、歯ブラシで優しく掻き出しながら吸い取ってください。
台所用洗剤などを使って水洗いをするのが最もきれいになりますが、その場合は「完全に乾燥させる」ことが絶対条件です。生乾きのまま取り付けると、水分でホコリが固まったり、サビの原因になったりして逆効果です。

STEP
手順3:本体側のガード(金網)も掃除する【最重要】

ここが見落としポイントです。外したフィルターだけでなく、本体側に残っている金網(ガード)部分にも、フェルト状になったホコリがへばりついていることがよくあります。
ここが詰まっていたら、いくらフィルターをきれいにしても意味がありません。掃除機と雑巾を使って、本体側の通気口もピカピカにしてください。

コロナ公式サイトでも、週に1回以上のフィルター掃除が推奨されています。まずはこの作業を丁寧に行うだけで、嘘のように復活することがありますよ。

(出典:株式会社コロナ|石油ファンヒーター エラーサイン一覧)

不良灯油や水の混入がないか確認する

不良灯油や水の混入がないか確認する

フィルターを新品同様にきれいにしてもE4エラーが消えない場合、次に疑うべき犯人は「燃料(灯油)」です。
特に、「シーズン初めに使い始めたらエラーが出る」という場合や、「ポリタンクの底に残っていた灯油を使った」という場合は、このケースが濃厚です。

灯油は、ガソリンスタンドで買ってきた瞬間から劣化が始まっています。特に、直射日光や高温多湿な環境、あるいはポリタンクの蓋が緩んでいる状態で長期間保管されると、空気中の酸素と反応して「酸化」が進みます。

酸化して劣化した灯油は、透明度がなくなり、黄色っぽく変色します。さらに成分が変質して「タール」と呼ばれる粘着質の物質が発生しやすくなります。
このタールが、ファンヒーターの心臓部である「気化器(灯油をガス化する部品)」の微細な穴を詰まらせてしまうのです。こうなると、正常なガスが供給されず、火が途中で消えてしまい、E4エラーとなります。

不良灯油・変質灯油の自己診断チェック

今使っている灯油が安全かどうか、以下の方法でチェックしてみましょう。

透明なガラスコップに、タンクの灯油を少量取ります。コップの後ろに白い紙を当てて、色とニオイを確認してください。

  • 【使用OKの灯油】
    ・色は「無色透明」(水と同じくらい透明)
    ・ニオイは通常の灯油臭
  • 【使用NGの灯油】
    薄い黄色や茶色に変色している(お茶のような色)
    酸っぱいニオイがする(お酢のようなツンとする刺激臭)
    二層に分かれている(コップの底に水玉ができている=水混入)
    昨シーズンより前に購入した持ち越し灯油

国民生活センターや石油連盟も警告していますが、昨シーズンの灯油は絶対に使わないでください。「もったいない」という気持ちは痛いほど分かりますが、数千円の灯油代をケチった結果、数万円のファンヒーターを壊してしまっては元も子もありません。

もし不良灯油を入れてしまっていたら?

「あ、黄色っぽい灯油を入れちゃったかも…」という場合は、ただちに使用を中止してください。そして、以下の手順で対処します。

STEP
手順1

給油タンクの灯油をすべて廃棄用のポリタンクに移す。

STEP
手順2

本体側の「固定タンク(受け皿)」に溜まっている灯油も、市販の給油ポンプや大きめのスポイトを使って、最後の一滴まで完全に抜き取る。

STEP
手順3

受け皿の底にある「オイルフィルター(白い円筒形の網)」を取り出し、新しいきれいな灯油ですすぐ。(※水洗いは厳禁です!水がつくと灯油を通さなくなります)

STEP
手順4

新しい灯油を入れて、試運転を行う。

ここまで徹底して入れ替えれば、軽度の不調なら回復する可能性があります。古い灯油の処分については、ガソリンスタンドなどに相談してみてください。

(出典:株式会社コロナ|石油ファンヒーター・石油ストーブ 重要なお知らせ)

シリコーン配合製品の使用環境を見直す

シリコーン配合製品の使用環境を見直す

「フィルターはピカピカ、灯油も昨日買ったばかりの新品。それなのにE4が消えない…」

このように、掃除と燃料に問題がないにもかかわらずエラーが続く場合、実は非常に厄介な「見えない敵」が潜んでいる可能性があります。それが「シリコーン」です。

これは、きれい好きな方や、美容に気を使っているご家庭ほど陥りやすい、現代特有のトラブルと言えます。

シリコーンがファンヒーターを殺すメカニズム

ファンヒーターの内部には、炎の中に突き出た「フレームロッド」という金属の棒があります。これは、炎の電気伝導性を利用して「ちゃんと火がついているか」を常時監視している重要なセンサーです。

しかし、部屋の中にシリコーン成分(揮発性の高いオイル成分など)が漂っていると、ファンヒーターが燃焼用の空気と一緒にそれを吸い込んでしまいます。
吸い込まれたシリコーンは、高温の炎の中で化学変化を起こし、「酸化シリコーン」という白いガラス質の粉になって、フレームロッドの表面に焼き付きます。

シリコーンは電気を通さない「絶縁体」です。これがセンサーの表面をコーティングしてしまうと、実際にはゴーゴーと燃えているのに、センサーが炎の電気を感じ取れなくなります。
その結果、コンピューターが「あれ?火が消えてるぞ?危ないから灯油を止めろ!」と誤判断し、E4エラーを出して停止させてしまうのです。

原因となる主なシリコーン配合製品リスト

以下のような製品を、ファンヒーターを使用している部屋、または扉が開いている隣の部屋(洗面所など)で使っていませんか?

要注意製品リスト

  • ヘアケア製品:洗い流さないトリートメント(オイルタイプ)、ヘアスプレー、寝癖直しウォーター、枝毛コート剤
  • 衣類用柔軟剤・のり剤:部屋干しの洗濯物から揮発する成分
  • 化粧品・保湿剤:ハンドクリーム、日焼け止めスプレー
  • 艶出し剤:家具用ワックス、フローリングワックス、ガラスクリーナー
  • 防水スプレー:衣類や靴用のスプレー

特に多いのが、「洗面所でヘアオイルやトリートメントを使い、ドライヤーで乾かす前にファンヒーターのあるリビングに移動してきた」というパターンです。
髪についたシリコーン成分が熱や風で揮発し、それをファンヒーターが吸い込んでしまいます。

この「シリコーン付着」による故障は、残念ながら換気をしただけでは直りません。一度焼き付いたガラス質の被膜は、強力に固着しているため、分解して研磨しない限り取れないのです。
コロナの公式サイトでも、「シリコーン配合製品を使用しないでください」と強く警告されており、これが原因の故障は保証期間内であっても有償修理になることが明記されています。

もし心当たりがある場合は、まずは使用環境を見直すことが最優先です。シリコーン製品を使う時はファンヒーターを消し、使用後は十分に換気を行ってから運転を再開するようにしてください。

(出典:株式会社コロナ|シリコーンが原因で故障しました)

エラーを解除する電源リセットの正しい手順

エラーを解除する電源リセットの正しい手順

一時的なセンサーの誤作動や、電気的なノイズが原因でE4エラーが出ている場合、本体のコンピューターを再起動(リセット)することで直ることがあります。
ただし、パソコンの再起動と同じで、正しい手順で行わないと意味がありません。

【公式推奨】電源リセットの正しい手順

STEP
手順1

運転スイッチを押し、運転を停止する(冷却ファンが完全に止まるまで待つ)。

STEP
手順2

電源プラグをコンセントから抜く。

STEP
手順3

そのまま「5分間以上」待つ。

STEP
手順4

電源プラグをコンセントに差し込み、再度運転スイッチを押す。

なぜ「5分間」も待つ必要があるのでしょうか?
それは、コンセントを抜いた直後は、本体内部のコンデンサーという部品にまだ電気が残っているからです。この残留電荷がある状態では、コンピューターのメモリが完全にクリアされず、エラー情報が残ったままになることがあります。
5分ほど放置することで電気を完全に放電させ、システムを真っさらな状態に戻すことができるのです。

タコ足配線はNG!電圧降下の罠

リセットと同時に確認していただきたいのが、「コンセントの挿し方」です。
延長コードや電源タップを使って、こたつやドライヤー、電子レンジなどと同時にファンヒーターを使っていませんか?

ファンヒーターは、点火する瞬間に大きな電力を使います。タコ足配線で他の家電と併用していると、一時的に電圧が下がり(電圧降下)、正常な動作ができずにエラーが出ることがあります。

トラブルシューティングの基本として、「壁のコンセントに直接プラグを挿す」状態で動作確認を行ってください。これだけで動作が安定することも珍しくありません。

E0やE1など他のエラーコードとの違い

E0やE1など他のエラーコードとの違い

最後に、今出ているエラーが本当に「E4」なのか、似たような他のエラーと混同していないかを確認しておきましょう。
コロナのファンヒーターには、症状に応じて様々なエラーコードが用意されています。

スクロールできます
エラーコード意味・症状E4との違い・主な原因
E4途中失火
(運転中に火が消えた)
点火は成功したが、その後消えた。
(フィルター詰まり、不良灯油、シリコーン)
E0不着火
(点火しない)
そもそも最初から火がつかない。
(灯油切れ、点火プラグ故障、水混入)
E1擬似火炎
(炎検知異常)
火がついていないのに「ついている」と誤検知。
(電気回路の故障、強い西日が当たっている)
E2再点火防止
(不着火の繰り返し)
E0を繰り返した状態。
(原因はE0と同じだが、より深刻)
EF過熱防止
(内部温度異常)
E4の兄弟エラー。
(フィルター詰まり、温風吹出口が塞がれている)

表を見るとわかるように、「E4」と「EF」はどちらも「空気の通り道」に関連するトラブルであることが多いです。一方で、「E0」や「E2」は点火システムそのものの不具合が疑われます。

また、E4エラーを何度もリセットしては再稼働させて…と繰り返していると、表示が「HH」というエラーに変化することがあります。
これは「これ以上運転すると危険だからロックしました」という最終通告です。

HHエラーになると、コンセントを抜き差ししても簡単には解除できなくなり、メーカー修理が必要になるケースがほとんどです。

もしHHエラーが出てしまった場合は、無理に解除しようとせず、以下の記事で詳しい状況を確認してください。

コロナファンヒーターE4の対処で直らない場合

コロナファンヒーターE4の対処で直らない場合

ここまで、ご家庭でできる最大限の対処法(フィルター掃除、灯油チェック、環境見直し、リセット)をお伝えしてきました。
もし、これらを全て試しても「やっぱり数分でE4が出て止まる」「日によって調子が悪い」という場合、残念ながら内部部品の故障や寿命である可能性が高いかなと思います。

ここからは、自分で直せなかった場合にどう動くべきか、「修理」と「買い替え」の損益分岐点について、プロの視点からアドバイスします。

内部のフレームロッド汚れと本格クリーニング

内部のフレームロッド汚れと本格クリーニング

先ほどの「シリコーン」の項目でお話しした通り、フィルター掃除などで直らないE4エラーの多くは、燃焼室内部にある「フレームロッド(炎検知センサー)」に白いシリコーン酸化物がこびりついていることが原因です。

ネット検索やYouTube動画では、「自分で分解して、紙やすりでフレームロッドを磨いて修理した!」というDIY情報を見かけることがあるかもしれません。
器用な方なら、「自分でもできそうだし、修理代も浮くからやってみよう」と思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。

【警告】一般の方による分解修理は極めて危険です

パワーツールラボの運営者として、この分解修理だけは強く止めさせていただきます。

  • 理由1:燃料漏れによる火災リスク
    分解時に燃料パイプを外す必要がありますが、再組み立て時にパッキンがずれたり、締め付けトルクが不足したりすると、見えないところで灯油が漏れ出します。気化した灯油に引火すれば、家ごと燃やす大火災になりかねません。
  • 理由2:一酸化炭素中毒のリスク
    燃焼室の気密性が損なわれると、燃焼バランスが崩れて不完全燃焼を起こします。無色無臭の一酸化炭素が室内に充満し、気づかないうちに命を落とす危険性があります。
  • 理由3:メーカー保証の喪失
    一度でも分解した痕跡があると、その後のメーカー修理は一切断られるか、保証対象外として高額請求されることになります。

「たかがセンサー磨き」と思うかもしれませんが、ファンヒーターは「火」を扱う危険な製品です。
法律的にも、石油燃焼機器の分解整備には専門的な知識と技術が求められます。「数千円〜1万円をケチった代償が火事」では割に合いません。分解は絶対にせず、プロに任せるか、買い替えを検討してください。

なお、もしE4だけでなく「点火時に白い煙が出る」「E5エラーも出る」という場合は、気化器(気化筒)自体の故障も考えられます。

修理代の目安と買い替え判断の損益分岐点

修理代の目安と買い替え判断の損益分岐点

では、メーカーや家電量販店に修理を依頼した場合、実際にいくらかかるのでしょうか。
修理費用と、新品を購入する場合の価格を天秤にかけて、賢い選択をしましょう。

修理費用の相場(目安)

メーカーの出張修理を依頼した場合、以下の費用がかかります。
【技術料】+【出張費】+【部品代】

  • フレームロッド清掃・交換:約 9,000円 〜 13,000円
  • 気化器等の部品交換:約 13,000円 〜 19,000円
  • メイン基板交換:約 16,000円 〜 25,000円

※これらはあくまで概算です。機種や地域によって変動します。

一方で、新品の石油ファンヒーターの価格はどうでしょうか。
ホームセンターやネット通販の実売価格を見ると、6畳〜10畳向けのスタンダードモデルであれば、15,000円〜20,000円程度で購入できることが多いです。

つまり、ここでの損益分岐点は「修理見積もりが15,000円を超えるかどうか」です。

  • 購入から3年以内(保証期間内):迷わずメーカー修理(無償)を依頼しましょう。
  • 購入から4年〜6年:修理見積もりが1万円以下なら修理、それ以上なら買い替えを検討。
  • 購入から7年以上:修理しても他の部品が壊れる可能性が高いため、修理はおすすめしません。新品への買い替えが最も経済的で安全です。

最新のファンヒーターは、10年前の機種と比べて「点火スピード」が格段に速くなっており、「消臭機能」も劇的に進化しています。
15,000円かけて古い機械を直すより、同じ金額で新品を買った方が、保証も付いて快適性も上がり、結果的に満足度は高いはずです。

以下のリンクから、コロナの最新モデルのラインナップや価格を確認できます。修理代と比較検討する材料にしてください。

石油ファンヒーター 製品情報サイト – 株式会社コロナ

寿命のサイン?使用年数と危険な症状

寿命のサイン?使用年数と危険な症状

修理か買い替えかを決める際、もう一つ絶対に見落としてはいけないのが「使用年数」です。
ファンヒーター本体の側面や裏側に貼ってある銀色のシールを見てください。そこに「〇〇年製」と製造年が書かれています。

石油ファンヒーターには、「設計標準使用期間」というものが設定されています。これは、標準的な使い方をした場合に、安全上支障なく使用できる期間のことです。
コロナ製のファンヒーターの場合、この期間は「8年」とされています。

製造から8年(または10年)を経過した製品は、経年劣化によってゴムパッキンが硬化してひび割れたり、電装部品が絶縁不良を起こしたりするリスクが急激に高まります。
以下のような症状が出ている場合、それは機械からの「寿命のサイン」です。

【危険】寿命が近いファンヒーターの症状

  • 異臭:点火時や消火時に、以前より強い灯油臭や焦げ臭いニオイがする。
  • 異音:運転中に「ブンブン」「カチカチ」「キーッ」という普段と違う音がする。
  • 炎の異常:炎の先端が赤い、または全体的に黄色い炎が出る(正常な炎は青色)。
  • 頻繁なエラー:E4やE0などのエラーが頻発し、まともに運転できない。
  • ススが出る:温風吹出口やその周辺が黒く煤けている。

特に「異臭」と「赤い炎」は、不完全燃焼の証拠です。これを無視して「だましだまし」使い続けることは、一酸化炭素中毒事故に直結する行為です。
8年以上経過していてE4エラーが出る場合、部品の保有期間(製造打ち切りから6〜9年程度)も終了していることが多いため、修理自体ができない可能性もあります。安全のために、潔く引退させてあげましょう。

再発防止!シーズン前後のメンテナンス術

再発防止!シーズン前後のメンテナンス術

「やっと直った!」「新品に買い替えた!」
そうして快適な暖房生活を取り戻した後に、二度と同じトラブル(E4エラー)に遭わないための予防策を伝授します。

ファンヒーターを長持ちさせる最大の秘訣は、「シーズンオフの片付け」にあります。次の冬までどう保管するかで、運命が決まると言っても過言ではありません。

【春】片付け時の鉄則:灯油は一滴も残さない

暖かくなってファンヒーターをしまう時、タンクの中に灯油を残していませんか?これが故障の原因No.1です。

STEP
手順1

給油タンク:中身を完全に空にします。

STEP
手順2

固定タンク(本体側の受け皿):ここが重要です。給油タンクを抜いた下にある受け皿にも、かなりの量の灯油が溜まっています。これを市販のスポイトですべて吸い取ってください。

STEP
手順3

空焼き(クリーニング機能):機種によっては「クリーニング」機能がついています。取扱説明書に従って、内部に残った微量な灯油を燃やし尽くして乾燥させます。

STEP
手順4

保管:購入時のダンボール箱に入れ、湿気の少ない場所に水平に保管します。(※ビニール袋をかぶせただけでベランダや軒下に置くのは、結露やサビの原因になるのでNGです!)

【冬】使い始めの準備

  • 新しい灯油を用意する:昨年の残りは絶対に使わず、新しい灯油を買ってきましょう。
  • 給気フィルターの確認:保管中にホコリが溜まっていないかチェックし、掃除します。
  • 試運転:最初の1時間は換気を良くして、ニオイや炎の色に異常がないか見守りましょう。

この「春の灯油抜き」と「冬の新品灯油」を守るだけで、タールによる気化器の詰まりを防ぎ、E4エラーのリスクを劇的に下げることができます。

コロナファンヒーターE4に関するQ&A

コロナファンヒーターE4に関するQ&A

最後に、E4エラーでお困りの方からよく寄せられる質問にお答えします。

フィルター掃除したのにE4が消えません。なぜ?

記事内で解説した通り、フィルター以外の原因(不良灯油、シリコーン付着、フレームロッドの汚れ、電磁ポンプの劣化など)が考えられます。
特にシリコーン汚れは見た目ではわかりません。コンセントを抜いてリセットしても改善しない場合は、内部部品の故障の可能性が高いため、無理に使い続けずに点検・修理を検討してください。

応急処置で使い続けても大丈夫ですか?

おすすめしません。
E4は「安全のために火を消しました」という警告です。一時的に再点火できたとしても、燃焼状態が不安定なまま使い続けると、不完全燃焼による一酸化炭素の発生や、機器への深刻なダメージにつながる恐れがあります。原因が特定できないままの使用は控えましょう。

自分で分解修理してもいいですか?

絶対にやめてください。
燃料漏れによる火災や一酸化炭素中毒など、命に関わる事故のリスクがあります。また、自己分解した製品はメーカーの安全保証の対象外となります。YouTubeなどで分解動画を見かけることがありますが、あれは全て自己責任のリスクを負った上での行為です。一般の方は真似をしないようにしてください。

E4エラーが出やすい使い方はありますか?

以下のような環境ではエラーが出やすくなります。

  • 部屋干しの洗濯物(柔軟剤使用)が多い部屋
  • ヘアスプレーや化粧品を頻繁に使う部屋
  • ホコリっぽく、フィルター掃除をあまりしない
  • 換気が不十分で酸素不足になりがち
  • 延長コードでタコ足配線をしている

これらを改善するだけで、トラブルは激減します。

まとめ:コロナファンヒーターE4対処の重要点

まとめ:コロナファンヒーターE4対処の重要点

今回は、コロナファンヒーターのE4エラーの原因と対処法について、プロの視点から詳しく解説しました。
重要ポイントをもう一度おさらいしましょう。

この記事のまとめ
  • まずはフィルター掃除:E4の最大の原因は背面のホコリ。掃除機+水洗いで徹底除去。
  • 灯油の鮮度確認:昨シーズンの持ち越し灯油は故障の元。変色や酸っぱいニオイはNG。
  • シリコーン対策:ヘアスプレーなどは大敵。使用環境を見直し、換気を徹底する。
  • リセットのコツ:コンセントを抜いたら「5分待って」放電させる。
  • 判断基準:8年以上使用しているなら、修理よりも買い替えが安全で経済的。

E4エラーは突然やってくるので驚いてしまいますが、多くの場合は掃除やリセットで解決します。
まずは落ち着いて、今回ご紹介した手順を試してみてください。

それでも直らない場合は、「8年間お疲れ様」とねぎらって、新しい安全なファンヒーターへの交代を検討する良いタイミングかもしれません。
まだまだ寒い日が続きますが、皆さんが安全で暖かいお部屋で過ごせることを願っています。

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