新生活の準備や買い替えで洗濯機を探しているとき、驚くほど安いハイアールの製品を見つけて心が揺れることはありませんか。
でも同時に、安すぎる価格を見てすぐに壊れてしまうのではないかという不安もよぎりますよね。
実はハイアールの洗濯機は世界中で多くの人に選ばれており、正しい使い方を知っていれば決して壊れやすい製品ではありません。
この記事ではハイアール洗濯機の評判の真相から、故障を防いで長く使うための具体的なコツまでを詳しく解説します。
- ハイアール洗濯機が壊れやすいと言われる本当の理由とデータに基づく故障率
- 故障を招いてしまうやってはいけないNGな使い方と対策
- 万が一トラブルが起きたときの対処法と修理費用の目安
- 自分にとってハイアール洗濯機が買いかどうかの判断基準
ハイアール洗濯機は壊れやすい?噂の真相

インターネットでハイアールの洗濯機について調べると、「壊れやすい」「すぐダメになる」といったネガティブな言葉を目にして不安になってしまうかもしれませんね。まずは、その噂が本当なのか、データや実際の評判をもとに検証していきましょう。
結論:基本性能は国産と同等で高コスパ

いきなり結論からお伝えすると、ハイアールの洗濯機は極端に壊れやすいわけではありません。基本性能は国産メーカーと同等レベルでありながら、価格を抑えた非常にコストパフォーマンスの高い製品です。
その根拠として、ハイアールは大型家電分野で15年連続世界シェアNo.1という圧倒的な実績を持っています。世界中でこれだけ多くの人に選ばれ続けているのは、品質が一定の水準を満たしていることの証明ともいえます。
出典:Euromonitor International「Global Major Appliances 2023 Brandランキング」
また、気になる故障率についてですが、一般的なデータによると3年以内の故障率は約4%前後と言われています。これは同価格帯の他のメーカーと比較しても平均的な数字であり、ハイアールだけが特別に故障しやすいという事実はありません。
さらに安心材料として知っておいていただきたいのが、ハイアールは元々日本の「三洋電機(SANYO)」の白物家電事業を引き継いでいるという点です。埼玉県熊谷市と京都市に研究開発拠点を持っており、日本の技術者のノウハウがしっかりと製品作りに活かされています。もちろん、日本国内で販売される全製品で、安全性を証明する「S-JET認証」も取得しています。
「中国メーカーだから品質が悪い」というのは過去のイメージです。現在は日本の技術を継承し、世界基準の品質管理で作られているため、安心して選べるブランドの一つになっています。
なぜ「すぐ壊れる」と言われるのか

データ上は平均的な故障率であるにもかかわらず、なぜこれほどまでに「壊れやすい」という噂が絶えないのでしょうか。そこには、実際の性能とは別の、心理的な要因や構造的な理由がいくつか隠されています。
まず一つ目は、やはり「中国製=安かろう悪かろう」という古いイメージが根強く残っていることです。価格が国産メーカーの半額から3分の1程度で買えてしまうため、「こんなに安いのだから、どこか手を抜いているに違いない」という先入観が働きやすくなります。
二つ目は、心理学でいう「ネガティブ・バイアス」の影響です。人は満足しているときよりも、不満があるときのほうが口コミを書き込みたいという衝動が強くなります。「問題なく4年間使えている」という多数派の意見よりも、「買ってすぐにエラーが出た」という少数派の声のほうが、ネット上では目立って拡散されやすいのです。
また、ユーザーのリアルな声として、以下のようなものがあります。
- 「中国メーカーだから心配だったけど、使ってみたら全く問題なかった」
- 「壊れたという口コミを見て不安になったが、実際には4年使っても現役」
- 「お店の店員さんに『国産じゃないから…』と言われて不安になった」
このように、実際の使用感と事前のイメージには大きなギャップがあることがわかります。噂の多くは、実際の品質というよりも「イメージ」や「不安」から来ている部分が大きいのです。
実際に発生しやすい不具合の傾向

もちろん、機械である以上トラブルがゼロというわけではありません。ハイアールの洗濯機で報告されやすい不具合には、いくつかの特徴的な傾向があります。これらを知っておくことで、万が一のときも冷静に対処できます。
よくある不具合としては、以下のようなエラーコードが表示されるケースです。
| エラーコード | 症状 | 主な原因 |
|---|---|---|
| E1 | 排水ができない | 排水口の詰まり、ホースの折れ |
| E2 | 上蓋が開いている | 蓋のロック不良、閉め忘れ |
| E3 | 脱水ができない | 洗濯物の片寄り、入れすぎ |
| F8 | ふたロック異常 | センサーの不具合 |
特に多いのが、脱水時に止まってしまう「E3エラー」です。これは故障というよりも、洗濯物が中で偏ってしまい、安全装置が働いて停止している状態です。洗濯物をほぐして入れ直せば直ることがほとんどです。
また、インバーター(モーターの回転を制御する部品)を搭載していない低価格モデルでは、「使用しているうちに音が大きくなってきた」という声も聞かれます。これはベルトの緩みや部品の摩耗によるものが多く、完全に動かなくなるような致命的な故障とは異なります。
「壊れた!」と慌てる前に、まずはエラーコードを確認しましょう。多くのトラブルは、掃除や使い方の改善で直る軽度なものです。
ハイアール洗濯機の故障につながる主な原因

実は、洗濯機が故障する原因の多くは、機械そのものの欠陥よりも「使い方のちょっとした間違い」にあることが多いのです。ここでは、特にハイアール製品で気をつけたい故障リスクについて解説します。
容量オーバーによる詰め込みすぎ

故障の最大の原因と言っても過言ではないのが、「洗濯物の詰め込みすぎ」です。
ハイアールの洗濯機は、国産の高級機と比較すると、設計上の「あそび(余裕)」が少なめに作られている傾向があります。そのため、規定の容量ギリギリまでパンパンに詰め込んで運転すると、モーターに過度な負荷がかかってしまいます。
故障の最大の原因と言っても過言ではないのが、「洗濯物の詰め込みすぎ」です。
無理な回転を続けることでモーターが発熱したり、回転軸がブレたりして、異音や故障の原因になります。また、パンパンに詰まっていると脱水時の遠心力で洗濯槽が大きく揺れ、センサーが「異常振動」と感知して頻繁に止まってしまうこともあります。
ユーザーの声の中にも、「1日3回洗濯するのが面倒で、一度に詰め込みすぎていたら壊れてしまった」という後悔の声がありました。一度に洗いたい気持ちはわかりますが、これが寿命を縮める一番の近道になってしまうのです。
水平ではない場所への設置

意外と見落としがちなのが、設置場所の「水平」です。洗濯機は高速で回転する機械なので、少しでも傾いていると重心が狂い、激しい振動や騒音を引き起こします。
特に注意が必要なのが、ベランダへの設置や、水はけのために傾斜がついている床への設置です。ハイアールの洗濯機には「水平センサー」が内蔵されており、傾きを検知すると安全のために脱水運転を停止させることがあります。
「脱水エラーが頻発するから故障だと思ったら、実は床が傾いただけだった」というケースは非常に多いです。付属品の水準器を使って、気泡が真ん中に来ているか確認することが大切です。
異物の混入とフィルター詰まり

ポケットの中身を確認せずに洗濯してしまい、トラブルになるケースも後を絶ちません。特に危険なのが以下のアイテムです。
- ヘアピン、釘:洗濯槽の隙間に入り込み、脱水時の高速回転で内部を傷つけたり、排水ホースに穴を開けたりします。
- 小銭(コイン):排水弁に挟まり、水が流れなくなったり、弁が閉まらなくなって水が溜まらなくなったりします。
- ティッシュ:溶けてボロボロになり、排水フィルターや内部の配管を詰まらせます。
また、「糸くずフィルター」の掃除をサボることも故障の原因になります。フィルターが目詰まりしていると、排水がスムーズに行われず、排水エラー(E1)が表示されるようになります。「1年も掃除していなかった」というユーザーもいますが、これは機械にとって非常に苦しい状態です。
屋外設置による経年劣化の加速

ハイアールの洗濯機は、一人暮らし用のアパートなどでベランダ(屋外)に置かれることも多いですよね。しかし、洗濯機は基本的に室内での使用を想定して作られています。
直射日光に含まれる紫外線は、プラスチック部品を劣化させます。特に操作パネルの表面シートがひび割れたり、剥がれたりして、そこから雨水が侵入すると基盤がショートして完全に壊れてしまいます。
屋外設置はどうしても寿命を縮めてしまう要因になるため、特別な対策が必要です。
壊れやすいを防ぐ!寿命を延ばす解決策

故障の原因がわかれば、対策は難しくありません。ここでは、今日からすぐに実践できる「洗濯機の寿命を延ばすための習慣」をご紹介します。
洗濯物は容量の8割に抑える

洗濯機への負担を減らす一番簡単な方法は、洗濯物の量を容量の7〜8割に抑えることです。
具体的な目安として、洗濯物を入れたときに、洗濯槽の上部に「こぶし1つ分」くらいの空間が空いている状態が理想です。これなら洗濯物が中でしっかりと動くスペースが確保され、汚れ落ちも良くなりますし、モーターへの負担も激減します。
「まだ入るかな?」と思っても、こぶし1つ分の隙間を守る勇気を持ってくださいね。
1人1日の洗濯物の量は約1.5kgと言われています。4.5kgの洗濯機なら2日分、5.5kgなら3日分くらいが限界だと考えましょう。
定期的な槽洗浄とフィルター掃除

面倒かもしれませんが、メンテナンスは裏切りません。以下の2つを習慣にしましょう。
洗濯が終わったらフィルターのゴミを捨てる。これだけで排水エラーのリスクはほぼゼロになります。
見えない洗濯槽の裏側は、カビや洗剤カスで汚れています。これがセンサーの誤作動を引き起こすこともあります。市販の「衣類用塩素系漂白剤」や洗濯槽クリーナーを使い、槽洗浄コースで2〜3時間運転するだけでOKです。
ユーザーの中には「月1回の槽洗浄を始めてから、嫌な臭いもしなくなったしエラーも出ない」という喜びの声もあります。
純正のクリーナーでなくても、ドラッグストアで売っている数百円のクリーナーで十分効果があります。
設置環境を見直して水平を保つ

今使っている洗濯機がガタガタと大きな音を立てているなら、水平が取れていない可能性があります。一度、本体上部の手前左側などにある「水準器」を見てみてください。気泡が円の中心から外れていませんか?
もし傾いているなら、洗濯機の足についている「調整脚」を回して高さを調整しましょう。それでも直らない場合や、ベランダ設置の場合は、市販の「防振ゴム」を足の下に敷くのが非常に効果的です。
「ゴムを敷いたら嘘みたいに静かになった」という声も多い、コスパ最強の対策グッズです。
万が一の故障時の対処フロー

もしも故障かな?と思ったら、焦らず以下の手順で対処しましょう。
ディスプレイに表示されている「E1」や「E3」などの記号をメモします。
一時的なエラーの場合、電源プラグを抜いて1分ほど待ち、再度差し込むことでリセットされて直ることがあります。
どうしても直らない場合は、ハイアールのサポートセンターへ連絡します。
・固定電話・IP電話:0120-982-540
・携帯電話:0570-010-540(有料)
・受付時間:9:00〜18:30(年中無休)
サポートセンターに電話する際は、製品の型番とエラーコードを伝えるとスムーズです。「修理費がいくらかかるか」の概算も教えてくれますよ。
ハイアール洗濯機を購入すべきか判断する基準

ここまでハイアール洗濯機の特徴を見てきましたが、結局のところ「買い」なのでしょうか?それとも「やめておくべき」なのでしょうか?それは、あなたのライフスタイルや重視するポイントによって異なります。
購入をおすすめできる人の特徴

以下のような方には、ハイアールの洗濯機は自信を持っておすすめできます。
- 一人暮らしの学生や新社会人の方
- 単身赴任など、使う期間が2〜4年と決まっている方
- とにかく初期費用を安く抑えたい方
- 機能は「洗って脱水できれば十分」と割り切れる方
最大の魅力は何と言っても価格です。新品でも3万円前後で購入できるため、浮いたお金を家具や他の家電に回すことができます。「学生の間だけ使えればいい」という期間限定のニーズには、これ以上ないほどマッチする製品です。
他メーカーを検討すべき人の特徴

一方で、以下のような方はハイアールだと不満を感じる可能性が高いため、パナソニックや日立などの国産メーカーを検討したほうが良いでしょう。
- 音に敏感で、夜中に洗濯することが多い方(インバーター非搭載モデルは音が大きめです)
- 乾燥機能を重視したい方(ハイアールの安価なモデルには乾燥機能はほぼありません)
- 一度買ったら10年以上は使い続けたい方
特に「音」に関しては、壁の薄いアパートなどで深夜に回すと隣人に迷惑がかかるレベルの場合もあります。静音性を求めるなら、ハイアールでも上位機種を選ぶか、他メーカーのインバーター搭載機を選びましょう。
修理費用と買い替えの分岐点

もし現在ハイアールを使っていて故障した場合、修理すべきか買い替えるべきかの判断基準をお伝えします。
ハイアールの出張修理費用の目安は、部品代や技術料を含めて約1.5万円〜2.5万円程度かかることが一般的です。
ここで思い出してほしいのが、新品の本体価格です。3〜4万円で新品が買える洗濯機に、2万円の修理費を払うのは少しもったいない気がしませんか?
一般的には、「修理費用が新品価格の50%を超えるなら買い替え」が合理的な判断と言われています。
また、使用年数が5年を超えている場合も、直しても別の場所が壊れる可能性が高いため、思い切って買い替えることをおすすめします。
知っておきたいハイアール洗濯機の活用知識

最後に、購入前や購入後に知っておくと得をする、ちょっとした豆知識をご紹介します。
メーカー保証と延長保証の仕組み

ハイアールのメーカー保証期間は、他の国産メーカーと同じく「1年間」です。
もし故障が不安であれば、家電量販店(ヤマダ電機、ケーズデンキ、ビックカメラなど)が独自に提供している「延長保証」への加入を検討しましょう。店舗によっては、わずかな追加料金やポイント使用で、3年〜5年の保証をつけられる場合があります。
「3年目に壊れたけど、量販店の保証に入っていたから無料で直せた」というケースも多々あります。
特にハイアール製品は元の価格が安いため、保証をつけてもトータルコストはまだ安く済みます。
処分時のリセールバリューの真実

「安い洗濯機だから、使い終わったらゴミにするしかない」と思っていませんか?実はハイアールの洗濯機は、中古市場でも意外と需要があります。
メルカリなどのフリマアプリやリサイクルショップでは、製造から5年以内のきれいな状態であれば、数千円〜1万円程度で買い取ってもらえることがあります。特に春の引越しシーズン前は需要が高まります。
「処分にお金がかかるどころか、逆にお小遣いになった」ということもあり得るので、きれいに使っておくことは将来的なメリットにもなります。
コスパを最大化する買い替えサイクル

賢い使い方の一つとして、「5〜7年で新品に買い替えていく」というサイクルをおすすめします。
例えば、10万円の高級機を10年使おうとすると、途中で修理が必要になったり、カビ汚れが気になったりします。一方、3万円のハイアールを5年で買い替えれば、10年でかかる費用は6万円。しかも5年ごとに新品のきれいな洗濯機を使えることになります。
「高いものを長く使う」のも良いですが、「安いものを定期的に入れ替えて常に清潔に保つ」というのも、現代のライフスタイルに合った賢い選択と言えるでしょう。
ハイアール洗濯機の壊れやすいに関するFAQ

- ハイアール洗濯機の寿命は何年くらい?
-
平均すると6〜8年程度です。
これはあくまで目安で、設置環境や使用頻度に大きく左右されます。1日1回、室内で使用し、定期的にメンテナンスをしていれば10年近く持つこともありますし、屋外で詰め込み洗いをしていれば4〜5年で寿命が来ることもあります。
- ハイアールはどこの国のメーカーですか?
-
中国の家電メーカーですが、中身には日本の技術が詰まっています。
ハイアールは中国の青島(チンタオ)に本社を置く世界的な家電大手です。しかし、2011年にパナソニックから旧三洋電機(SANYO)の洗濯機・冷蔵庫事業を買収しており、日本の開発拠点や技術者をそのまま引き継いでいます。そのため、「中国ブランドだけど日本品質」という特徴を持っています。
- 壊れた時の修理代はいくらかかりますか?
-
1.5万円〜2.5万円程度が目安です。
内訳としては、技術料、部品代に加えて、サービスマンが自宅に来るための「出張費」がかかります。水漏れや給水不良などの一般的な故障でこのくらいの金額になることが多いです。購入価格に近い金額になることもあるため、見積もりを見てから修理か買い替えかを判断しましょう。
- 音がうるさいというのは本当ですか?
-
安価なモデルは、国産機に比べると少し音が大きい傾向があります。
特に「インバーター」という制御装置がついていないモデルは、モーターの音がダイレクトに響きやすいため、脱水時の音(約46dB)が気になることがあります。静かさを重視するなら、少し価格は上がりますがインバーター搭載モデルを選ぶと、国産機と変わらない静音性が得られます。
まとめ:ハイアール洗濯機は壊れやすいを回避できる
ハイアールの洗濯機について、「壊れやすい」という噂の真実から対策まで解説してきました。最後に大切なポイントを振り返りましょう。
- 壊れやすいわけではない:シェアNo.1の実績があり、故障率は平均的。
- 使い方が寿命を決める:容量の8割までにする、水平に設置する、詰め込みすぎないことが最重要。
- コスパは最強:短期間の使用や一人暮らしには最適な選択肢。
「安かろう悪かろう」と恐れる必要はありません。正しい使い方さえ守れば、ハイアールの洗濯機はあなたの新生活を支える頼もしい相棒になってくれます。
浮いた予算で、新しい生活に必要な他のアイテムを揃えることもできますね。もしどうしても不安なら、家電量販店の延長保証をつけて購入すれば万全です。ぜひ、賢い選択で快適な洗濯ライフをスタートさせてください。

