こんにちは。パワーツールラボ運営者 TAKAです。
「せっかくマキタの掃除機を買ったのに、サイクロンを付けたら全然ゴミを吸わなくなった」
「米粒や猫砂のような少し重いゴミになると、ヘッドから弾き飛ばされてイライラする」
こんな経験をして、「もしかしてハズレ個体を引いてしまったのかな?」「やっぱりコードレスだと吸引力が足りないのかな?」と不安になっていませんか。現場でも家庭でも大活躍のマキタですが、実はサイクロンアタッチメント特有の「吸わない現象」に悩まされている方は意外と多いのです。
でも、安心してください。その「吸わない」症状、故障ではない可能性が高いです。実はマキタのサイクロンには、構造上どうしても避けられない「空気の通り道の弱点」があり、ここを少しケアしてあげるだけで、嘘のように吸引力が復活することがあります。
この記事では、工具好きの私が実際に検証して見つけた「吸わない原因の特定方法」から、明日からすぐに実践できる「吸引力復活テクニック」までを余すことなくお伝えします。修理に出す前に、ぜひ一度試してみてください。
- マキタのサイクロンが吸わなくなる3つの原因と見分け方
- 誰でも30秒でできる吸引力チェックと基本設定
- 見落としがちな接合部の隙間対策とフィルター掃除のコツ
- モデル別の特徴に合わせた正しいメンテナンス方法
マキタの掃除機サイクロンが吸わない原因を最短で特定する

「よし、掃除しよう!」とスイッチを入れたのに、なんだか音が軽いだけでゴミを吸い込まない……。そんな時、いきなり新しい掃除機を検索したり、修理センターに電話したりするのは少し待ってください。
実は、マキタのサイクロンモデルで「吸わない」と感じる原因の9割は、故障ではなくメンテナンス不足や簡単な構造上の問題にあります。ここでは、どこに原因があるのかを最短ルートで特定する方法を解説します。
マキタ掃除機がサイクロンで吸わない主因は「空気の通り道の抵抗/漏れ/詰まり」

結論から申し上げますと、マキタのサイクロン式掃除機がゴミを吸わなくなる原因は、ほぼ間違いなく以下の3つの要素に集約されます。モーターが焼き切れているような致命的な故障はごく稀です。
吸引力を奪う「3つの悪要因」
- 抵抗(Resistance):サイクロンアタッチメント自体が空気抵抗になっている。
- 漏れ(Leak):本体とサイクロンの接合部に隙間があり、空気が逃げている。
- 詰まり(Clog):微細な粉じんがフィルターの繊維を塞いでいる。
まず「抵抗」について深く理解しておきましょう。サイクロンアタッチメントは、内部で空気を高速回転させて遠心力を作り出し、ゴミと空気を分離する仕組みを持っています。この「空気を回転させる」という行為そのものが、ストレートに空気を吸い込むよりも大きなエネルギーロス、つまり「抵抗」を生みます。特に10.8Vモデル(CL107FDなど)のような元々のパワーが控えめな機種にサイクロンを装着すると、この抵抗だけで吸込仕事率が体感で2〜3割ほど低下してしまうことがあります。これは物理的な構造上の仕様であり、ある程度は受け入れる必要があります。
次に「漏れ」です。これは多くのユーザーが見落としているポイントですが、マキタの掃除機(特にカプセル式に後付けでサイクロンを装着した場合)は、延長パイプと本体、あるいはサイクロンユニットと本体の接合部(差し込み口)の気密性が完全ではありません。家庭用の高級掃除機のようにゴムパッキンで密閉されているわけではなく、プラスチック同士の嵌合(かんごう)で止まっているだけだからです。長年の使用で接続部が摩耗してくると、そこから「シュー」という音とともに空気が漏れ出します。吸い込み口(ヘッド)から入るべき空気が、途中の隙間から入ってしまうため、当然ヘッド部分の吸引力は激減します。
最後に「詰まり」。これが最も頻発するトラブルの親玉です。「フィルターは毎回掃除しているから大丈夫」と思っている方ほど要注意です。サイクロンは大きなゴミは分離できますが、小麦粉や石膏ボードの粉、花粉のような「微細な粉じん」までは100%分離できません。これらはサイクロンを通り抜け、最終防衛ラインである本体内部のフィルタに到達します。問題は、この微粉じんがフィルタの「繊維の隙間」に入り込んでセメントのように固まってしまうことです。こうなると、表面のホコリを払った程度では空気の通り道が確保できず、モーターがいくら唸っても空気吸い込まない状態になります。
この3つのどれが今のあなたの掃除機に起きているのか、あるいは複合的に起きているのか。これを切り分けることが解決への第一歩です。
まず30秒チェック:バッテリー残量・モード・満杯(カプセル/ダスト)確認

分解や詳しい診断をする前に、まずは「うっかりミス」を排除するための30秒チェックを行います。「そんなことわかってるよ」と思われるかもしれませんが、意外とここが盲点になっていることが多いんです。
まずはバッテリー残量と電圧です。マキタのリチウムイオンバッテリーはプロ用工具と同じもので非常に優秀ですが、残量が減ってくると電圧が下がり、明確に吸引力が落ちる特性があります。特に10.8Vモデル(CL107FDなど)や14.4Vモデルでは、充電メモリが残り1つになっていると、モーターの回転数が目に見えて落ちます。「動いているから大丈夫」ではなく、吸引力テストをする際は必ず「満充電」のバッテリーを使用してください。これだけで「なんだ、吸うじゃん」となるケースも少なくありません。
次に運転モードの確認です。最新の40Vmaxモデル(CL003G)や18V一体型(CL286FD)などは、「エコモード」や「標準モード」が設定されています。これらのモードは静音性や稼働時間を優先しているため、吸込仕事率はかなり低めに抑えられています。
| モデル名 | モード | 吸込仕事率(W) | サイクロン適正 |
|---|---|---|---|
| CL286FD (18V) | パワフル | 100W | ◎(余裕あり) |
| 強 | 60W | ○ | |
| 標準 | 35W | △(軽いゴミのみ) | |
| エコ | 15W | ×(吸わない) | |
| CL107FD (10.8V) | パワフル | 32W | △(ギリギリ) |
| 強 | 20W | ×(厳しい) |
ご覧の通り、標準モードやエコモードでは15W〜35W程度しかありません。これはフローリングの綿埃を吸うのがやっとのレベルで、サイクロンの抵抗が加わると米粒や小石を吸い上げるのは物理的に困難です。
「故障かな?」と思ったら、必ず最大出力(パワフルモード)で確認してください。
最後にダストケースの容量です。サイクロンユニットのカプセル部分に、ゴミが「MAX」ラインを超えて溜まっていませんか? サイクロン方式は、カプセル内で風を高速回転させるための「空きスペース」が必要です。ゴミが満杯だと遠心力が働かず、空気の流れが阻害されて吸引力がガクンと落ちます。また、ゴミが多すぎると分離しきれなかったゴミが本体側のフィルタへ逆流しやすくなります。理想的には容量の半分、少なくとも8割程度でゴミ捨てを行うのが、吸引力を維持する鉄則です。
詰まり診断のコツ:ノズル→延長管→サイクロン→本体の順に区間切り分け

基本チェックで問題がなければ、次は「どこが詰まっているか」を特定する「区間切り分け診断」を行います。これもプロが修理現場でやる基本テクニックですが、道具不要で誰でも簡単にできます。
手順はシンプルです。
「吸い込み口に近いパーツから順に外して、その都度、本体の吸引力を手のひらで確認していく」だけです。
これにより、どのパーツが悪さをしているのかを特定します。
まず床用ノズル(T型ノズル)を外して、延長管(ストレートパイプ)の先端でゴミを吸ってみます。もしこれで「凄く吸う!」となるなら、原因はノズルです。マキタのノズルはシンプルな構造ですが、吸い込み口の車輪軸に髪の毛が絡まっていたり、吸い込み口のゴムベラ(ワイパー)が変形して床に張り付きすぎていたりすることがあります。
次に延長管を外し、サイクロンユニットの吸い込み口で直接吸ってみます。これで吸引力が復活するなら、犯人は延長管です。長いパイプの中間で、ティッシュペーパーの塊や、お子さんが吸い込んだペンのキャップ、硬貨などが斜めに引っかかって弁のようになっているケースが頻繁にあります。パイプの中をライトで照らして覗いてみましょう。
ここが重要です。サイクロンユニットを本体から取り外し、掃除機本体の吸い込み口で直接吸ってみます。ここで「うわっ、すごい吸引力!」と驚くほど改善するなら、原因は以下の2つのどちらかです。
・サイクロンユニット内部の流路が詰まっている(割り箸などで詰まりを除去)。
・サイクロンユニットによる「抵抗」が、その機種のパワーに対して大きすぎる(CL107FDなどでよくある現象)。
もし、ステップ3の「何もつけない状態(本体のみ)」でも吸引力が弱い場合、原因はパーツの詰まりではありません。「本体内部のフィルター詰まり」か「モーター/バッテリーの不調」に絞られます。私の経験上、この段階で吸わない場合は、次のセクションで解説する「微粉じんによるフィルター目詰まり」が犯人である確率が95%以上です。
サイクロンで吸わない典型パターン:微粉じんでフィルターが“見た目キレイでも目詰まり

「フィルターは毎回パタパタはたいてゴミを落としているから大丈夫」「見た目はまだ白いし、交換時期じゃないはず」
そう思っていませんか? 実はこれが、サイクロン式マキタユーザーが最も陥りやすい罠であり、最大の「吸わない原因」なのです。
先ほども触れましたが、サイクロンアタッチメントは万能ではありません。大きなゴミは遠心分離してくれますが、小麦粉、コンクリートの粉、土埃、花粉といった「0.3μm以下の微粉じん」までは分離しきれません。 これらの微細なホコリはサイクロンを素通りし、本体側のメインフィルター(高機能フィルタEXやHEPAフィルタなど)に到達します。
問題は、この微粉じんがフィルターの「繊維の奥深く」に入り込み、そこでカチカチに固まってしまうことです。表面に付いたフワフワしたホコリなら、叩けば落ちます。しかし、繊維の目の内部に入り込んだ微粒子は、叩いても落ちません。人間の目には「表面は白くてキレイ」に見えても、顕微鏡レベルで見ると「無数の穴がすべて微粒子で埋め尽くされている」状態なのです。これでは空気が通るわけがありません。
この「見えない目詰まり」を解消するには、水洗いで繊維の奥の汚れを溶かし出すしかありません。
洗剤を入れたぬるま湯に浸け置きし、優しく押し洗いすると、信じられないほど真っ黒な水が出てくるはずです。それが吸引力を奪っていた犯人です。
詳しくは実際に試したこちらの記事をご覧ください。

サイクロン接合部のわずかな隙間(気密漏れ)で二次フィルター側が汚れて吸い込み低下

もう一つ、意外と知られていないけれど致命的な原因があります。それが「接合部の気密漏れ(エアリーク)」です。
特に、カプセル式モデル(CL281FDやCL181FDなど)に後付けでサイクロンアタッチメントを装着している場合や、ロック機構のない古いモデルで起きやすい現象です。本体とサイクロンユニットをつなぐパイプの接合部には、多くの家庭用掃除機のような「ゴムパッキン」が付いていません。プラスチックの精度だけでハマっている状態です。
ここに、長年の着脱による摩耗や、成形時の公差による「わずかな隙間」や「ガタつき」が生じるとどうなるでしょうか?
掃除機内部は負圧(吸い込む力)がかかっています。隙間があると、外の空気がそこから「シューッ」と吸い込まれます。これを「ショートサーキット」と呼びます。本来、ゴミを含んだ空気は「ノズル→パイプ→サイクロン(ゴミ分離)→フィルタ」という順序で流れるはずです。しかし、接合部に隙間があると、ゴミを含んだ空気がサイクロンを経由せず、直接フィルター室(二次フィルター側)へ流れ込んでしまうルートができてしまいます。
結果として何が起きるかというと:
- サイクロンカップにはゴミがあまり溜まらない。
- なのに、本体を開けるとメインフィルターがすぐにホコリまみれになる。
- フィルターが急速に目詰まりし、吸引力が低下する。
「サイクロンを付けているのに、なぜか本体のフィルターがすぐ汚れる」という方は、ほぼ間違いなくこの「気密漏れ」が原因です。
マキタの掃除機サイクロンが吸わない、自分で直す方法

原因がある程度特定できたら、次はいよいよ「復活」の作業です。大掛かりな修理に出す前に、自宅にあるものや数百円のパーツ交換で直せることがほとんどですので、諦めずにトライしてみましょう。
分解しないで改善:サイクロン内部の詰まり除去と“逆流”クリーニング手順

まずは、一番手軽な「逆流クリーニング」から試してみましょう。これは、空気の流れを逆にして、サイクロン内部の複雑な流路に引っかかったゴミを吹き飛ばす方法です。
手順は以下の通りです。
バッテリーを外し、サイクロンユニットとパイプ類をすべて外します。
屋外または大きなゴミ袋の中で作業します。
サイクロンユニットの「吸い込み口(下側)」ではなく、「排気側(上側・本体に繋がる側)」から、エアダスターやブロワーで強風を送り込みます。
筒の中で詰まっていた固形物や、壁面にこびりついた微粉じんが、吸い込み口からボロボロと落ちてきます。
もしエアダスターがない場合は、お風呂場でシャワーの水流を「逆側」から強く当てるのも効果的です。ただし、水洗いをした後は「24時間以上の陰干し」が絶対条件です。
生乾きのまま使うと、雑菌が繁殖して強烈な悪臭の原因になったり、水分がモーターに入り込んで錆びやショート故障の原因になったりします。
また、サイクロンアタッチメント自体を分解できるモデル(爪で留まっているタイプ)の場合は、一度分解して中性洗剤で丸洗いするのが最も確実です。
直らない時の最短ルート:消耗品交換(フィルター/スポンジ/パッキン)と適合の見分け方

「掃除しても、水洗いしても、やっぱり吸わない……」
そんな時は、消耗品が寿命を迎えているサインです。マキタのフィルターやスポンジ、パッキン類はあくまで「消耗品」です。毎日使っていれば、半年〜1年ほどで繊維が潰れ、洗っても性能が戻らなくなります。これを「交換時期」と呼びます。
特に見落としがちなのが、本体の排気口付近やモーター前にある「スポンジフィルター」です。この黒いスポンジ、長年使っていると加水分解してボロボロになったり、微細なホコリでカチカチに固まったりしていませんか? ここが詰まると、掃除機は「呼吸」ができなくなり、どんなにモーターが元気でも吸い込むことができません。排気がスムーズに出ないと、吸い込みも生まれないのです。
交換部品は非常に安価です。数千円の修理費を払う前に、まずは数百円の純正フィルターやスポンジに交換してみてください。嘘のように吸引力が復活することがあります。
交換パーツの目安と選び方(純正品推奨)
- 高機能フィルタEX (A-68971):約1,000円前後。現在の主流フィルタ。水洗いしても汚れが落ちなくなったら交換。
- プレフィルタ・スポンジフィルタ:カプセル式などの内部にある部品。数百円。破れや劣化が見られたら即交換。
- バルブステーコンプリート(ゴミストッパーの弁):紙パック式などで、スイッチを切るとゴミがポロポロ落ちてくる場合に交換。
※お使いのモデル(CL107FD、CL281FD、CL003Gなど)によって適合するフィルターの形状が微妙に異なります。必ず取扱説明書の「消耗品」ページか、マキタ公式サイトの製品展開図で正しい「部品番号」を確認してください。
(出典:株式会社マキタ 充電式クリーナ 取扱説明書 PDF)
サイクロン本体の分解メンテ:どこが詰まりやすいか/清掃頻度/乾燥と再組付けの注意

サイクロンアタッチメント自体も、長く使っていると内部に汚れが蓄積します。特に、中心にある筒状のパーツ(メッシュパイプやサイクロン筒)の周りに、長い髪の毛や綿埃がグルグルに巻き付いて固着しているケースがよくあります。これが「芯」になって、次々とゴミが引っかかり、最終的に通り道を塞いでしまいます。
多くのサイクロンアタッチメント(例:A-67169など)は、側面の爪を押すことで上下に分解が可能です(※分解できない一体型モデルもありますので無理は禁物です)。分解して、内部を古歯ブラシなどで掃除することで、気流の乱れがなくなり、遠心分離の効率が購入当初の状態に戻ります。
清掃頻度の目安としては、毎日使う方なら「2週間に1回」程度の水洗いが理想です。ここでも重要なのはやはり「完全乾燥」です。複雑な形状をしているため、一見乾いているようでも、隙間やパッキンの裏に水滴が残っていることがよくあります。
組み立て前にティッシュペーパーを隙間に差し込んで、水気がつかないか確認する「ティッシュテスト」を行うことを強くおすすめします。
モデル別のハマりどころ比較

マキタの掃除機は、電圧や構造によって「吸わない」原因の傾向が少し異なります。ご自身の持っているモデルに合わせて、重点的にチェックすべきポイントをまとめました。
| モデル系統 | 電圧/特徴 | よくある症状・ハマりどころ | おすすめ対策 |
|---|---|---|---|
| CL286FD など (18V一体型) | 18V ハイパワー | サイクロンユニットと本体が一体化しているため気密性は高いが、ゴミ捨て時にパッキンを紛失しやすい。フィルタ面積が小さく目詰まりが早い。 | ゴミ捨て時にパッキンの有無を確認。 予備のフィルタを用意してローテーションする。 |
| CL003G など (40Vmax) | 40V 最強パワー | パワーがある分、大量の微粉じんを吸い込み、フィルタへの到達・蓄積も早い。エコモードだと意外と吸わない。 | 基本は「パワフル」か「強」で使用。 フィルターの水洗い頻度を上げる(月1回以上)。 |
| CL107FD など (10.8V軽量) | 10.8V 軽量 | 元々のパワー(吸込仕事率32W)に対し、サイクロンの抵抗が重荷になりやすい。少しの詰まりで致命的に吸わなくなる。 | バッテリーを常に満充電に保つ。 重いゴミ(砂、米)はサイクロンを外して直吸いする。 |
それぞれのモデルの特性を理解した上での選び方や、買い替えを検討する際のポイントについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
詳しくは実際に試したこちらの記事をご覧ください。

サイクロン式 vs 紙パック式:吸わないストレスを減らす選び方(抵抗・メンテ性・コストで判断)

ここまで対策をしても「やっぱり吸引力に不満がある」「メンテナンスが面倒くさい」「すぐに吸わなくなるのがストレス」と感じる場合は、そもそも「サイクロン式」という集じん方式が、あなたのライフスタイルや掃除環境に合っていない可能性があります。
サイクロン式は「紙パック代がかからない」という経済的なメリットがある反面、フィルターの目詰まりを防ぐためのこまめなメンテナンスが必須です。一方、紙パック式はランニングコスト(1枚数十円〜)はかかりますが、ゴミ捨てのたびにフィルター(紙パック)ごと新品に交換するようなものなので、吸引力が常にリセットされて安定しやすく、メンテナンスも非常に楽です。
- サイクロン式が向いている人:こまめなゴミ捨てや水洗いが苦にならない。DIYが好き。ペットの毛や砂など、大量のゴミを吸うため紙パック代がもったいない人。
- 紙パック式が向いている人:フィルター掃除をしたくない。常に安定した吸引力が欲しい。ハウスダストが苦手(ゴミ捨て時にホコリが舞うのが嫌)。忙しくてメンテナンスの時間がない人。
「吸わない」ストレスが限界なら、思い切って紙パック式(CL285FDなど)への買い替えや、高機能ダストバッグ運用に切り替えるのも、賢い選択の一つかなと思います。
Q&A:マキタ 掃除機 サイクロン 吸わないでよくある質問

- Q: サイクロン掃除機がゴミを吸わないのはなぜですか?
-
A: ほとんどの場合、サイクロンアタッチメント自体の「抵抗」、接合部からの「空気漏れ」、または微粉じんによるフィルターの「目詰まり」のいずれかです。モーター故障は稀です。まずはサイクロンを外して本体だけで吸ってみて、原因を切り分けてください。
- Q: マキタの掃除機の吸引力が弱いのはなぜですか?(フィルター?バッテリー?)
-
A: 修理店などのデータによると、割合としては「フィルター詰まり」が約6割、「バッテリー劣化」が約3割、「その他(異物詰まり、モーター寿命)」が約1割といった印象です。まずはフィルターの水洗い(または新品交換)を試し、それでもダメならバッテリー交換を検討するのがコスパの良い手順です。
- Q: マキタ掃除機の吸引力を復活させる方法は?(最優先でやる順番は?)
-
A: 以下の順番で試してください。
① ゴミを捨てる(容量確認)
② フィルターの水洗い&完全乾燥(または交換)
③ バッテリーを満充電にする
④ 接合部の気密漏れチェック
これで9割以上は復活します。 - Q: マキタ掃除機は髪の毛(大きめゴミ)を吸わないって本当?対策は?
-
A: マキタの多くのモデルには、ダイソンなどのような「モーター駆動の回転ブラシ」がないため、カーペットに絡みついた髪の毛を掻き出すのは苦手です。対策としては、T字ノズルを床に密着させすぎず、少し浮かせ気味にして吸うか、別売りの「じゅうたん用ノズル」を使用することをおすすめします。
まとめ:マキタ 掃除機 サイクロン 吸わないは「切り分け→詰まり/漏れ/消耗品」で9割解決

今回は、マキタ掃除機のサイクロンモデルが「吸わない」と感じた時の原因と対策について解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- 「吸わない」と思ったら、まずはノズル・パイプ・サイクロン・本体の順で切り分けて詰まり箇所を特定する。
- 最大の敵は、目に見えない微粉じんによるフィルターの目詰まり。ブラシで擦らず、水洗いが基本。
- 意外な盲点である接合部の気密漏れもチェック。隙間をテープで埋めれば吸引力が戻ることも。
- 消耗品(フィルター、スポンジ)はケチらず、半年〜1年で定期的に新品交換することで本体寿命も延びる。
マキタの掃除機は、構造がシンプルだからこそ、少しの手入れで長くパワフルに使えます。ユーザー自身でメンテナンスしやすいのも、マキタがプロに愛される理由の一つです。「故障かな?」と諦める前に、ぜひ今回のチェックポイントを試してみてください。きっと、「おおっ!買った時みたいに吸う!」という感動が戻ってくるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

