マキタの充電式保冷温庫CW004Gの購入を検討中で、実際の口コミや評判を探していませんか? この記事では、CW004Gの詳しい製品情報はもちろん、気になるメリットやデメリットを徹底的にレビューします。
マキタ保冷温庫のバッテリーの持ち時間はどのくらいか、マキタの冷蔵庫が冷えない時の対処法、さらにはマキタ冷蔵庫を車内に放置してもいいのかといった安全性に関する疑問にもお答えします。
また、一部で噂されるマキタ冷蔵庫は生産停止?という情報や、競合であるハイコーキとの比較、マキタの他の冷蔵庫との比較も交え、あなたの選択をサポートします。
- CW004Gのリアルな口コミと評価がわかる
- メリット・デメリットを客観的に把握できる
- ハイコーキ製品や他のマキタ製品との違いが明確になる
- バッテリー性能や安全な使い方に関する疑問が解消する
購入前に見るべきcw004gレビュー【基本性能】
- CW004Gの基本的な製品情報
- 利用者が語るマキタ冷蔵庫の口コミ
- 知っておきたいCW004Gのメリット
- 考えるべきデメリットは何か
- マキタ保冷温庫のバッテリーの持ち時間は?
CW004Gの基本的な製品情報

マキタのCW004Gは、2023年4月に発売された充電式保冷温庫です。最大の特徴は、マキタ製品として初めて「2部屋モード」を搭載した点にあります。これにより、冷凍と冷蔵といった異なる温度帯での同時使用が可能になりました。
容量は29Lと、日帰りから一泊程度のレジャーまで対応できる十分なサイズ感です。電源はマキタの40Vmaxバッテリーと18Vバッテリーに加え、家庭用AC100V電源、自動車のシガーソケット(DC12-24V)にも対応する4電源方式を採用しており、使用シーンを選びません。また、両側から開閉・取り外しが可能なリッド(蓋)や、庫内の水を抜きやすいドレンコック、栓抜きなど、使い勝手を向上させる機能が随所に盛り込まれています。
主な特徴
- マキタ初の2部屋モード搭載(最大温度差30℃)
- 29Lの大容量(500mLペットボトル約30本収納可能)
- 40Vmax/18Vバッテリー、AC100V、シガーソケットの4電源対応
- 両開き・着脱式の便利なリッド
- IPX4の防水性能(バッテリー使用時)
モデルNo. | CW004G |
---|---|
内容積 | 29 L |
能力 | 保冷: −18℃〜10℃ / 保温: 15℃〜60℃ |
電源 | 40Vmax/18Vリチウムイオンバッテリー, AC100V, DC12-24V |
本体寸法 (L×W×H) | 676 × 345 × 471 mm |
質量 | 20 kg (BL4080F × 2本装着時) |
防水保護等級 | IPX4 (バッテリー使用時) |
標準小売価格(税別) | 97,500円 |
利用者が語るマキタ冷蔵庫の口コミ

CW004Gの実際の使い勝手を知る上で、ユーザーの口コミは非常に参考になります。ここでは、様々なレビューから見えてくる評価を「冷却性能」「可搬性」「ユーザビリティ」「稼働音」の4つの観点でまとめました。
冷却性能
この点に関する評価は、「非常によく冷える」「家庭用冷蔵庫と遜色ない」といった声が圧倒的多数を占めています。コンプレッサー方式による冷却能力は非常に高く、本製品の最も強力な訴求点と言えるでしょう。-18℃設定では、飲み物はもちろん、アイスクリームや冷凍食品の保存も余裕をもって行えます。
可搬性
可搬性については、評価が分かれるポイントです。29Lという容量は多くのユーザーに評価されていますが、同時に本体の重さ(バッテリー2本装着時で20kg)と大きさを指摘する声も少なくありません。「一人で車に積み込むのは少し大変」といった意見も見られます。ただし、大型キャスターとキャリーハンドルが標準装備されているため、平地での移動は比較的スムーズに行えます。
一部のユーザーからは「外寸の割に庫内が狭く感じる」という意見もあります。これは、高い断熱性能を確保するための厚い断熱材や、コンプレッサー、バッテリー収納スペースが必要なためで、高性能を実現するためのトレードオフと言えます。
ユーザビリティ
使い勝手に関しては、両開き・着脱式のリッド(蓋)が高く評価されています。車内や壁際など、スペースが限られた場所でも開閉方向に悩む必要がなく、ストレスなく中身を取り出せます。また、冷凍と冷蔵を同時に行える2部屋モードも、「釣った魚を冷凍しながら飲み物を冷やせる」など、具体的な使用シーンを挙げてその利便性を評価する声が多く見られました。
稼働音
稼働音については、「起動直後はコンプレッサーの音がするが、一度冷えてしまえば静か」という意見が一般的です。車中泊などで使用したユーザーからも「睡眠を妨げるほどではない」とされており、静音性はおおむね良好と言えそうです。旧モデルと比較しても静かになっているという評価もあり、マキタの技術の進化がうかがえます。
知っておきたいCW004Gのメリット

CW004Gには、他の製品にはない独自の強みが数多く存在します。購入を後押しする主なメリットを3つのポイントに絞って解説します。
ここでは、CW004Gが「買い」である理由を具体的に見ていきましょう。特に使い勝手に関する工夫は秀逸です。
1. 卓越した冷却性能と2部屋モードの汎用性
最大のメリットは、やはりそのパワフルな冷却・保温性能です。-18℃から60℃までという幅広い温度設定が可能で、真夏の現場から冬のキャンプまで、あらゆるシーズンで活躍します。そして、マキタ初搭載の2部屋モードは、この製品の価値を飛躍的に高めました。例えば、「片方で冷凍食品を保管し、もう片方で飲み物を最適な温度に冷やす」といった使い方ができるため、一台で幅広いニーズに対応できる汎用性の高さは大きな魅力です。
2. クラスをリードする利便性の高いリッド設計
前述の通り、両側から開閉でき、完全に取り外すことも可能なリッドは、CW004Gの使い勝手を格段に向上させている機能です。車のラゲッジスペースに積んだ際、左右どちらからでもアクセスできるのは想像以上に便利です。また、リッドを外せることで、大きな荷物の出し入れや庫内の清掃が非常に楽になります。こうした細やかな配慮が、現場やアウトドアでのストレスを軽減してくれます。
3. 豊富な電源対応と堅牢な構造
マキタユーザーにとって、手持ちの18Vと40Vmaxバッテリーをそのまま活用できる点は非常に大きなメリットです。さらに、AC電源やシガーソケットにも対応しているため、バッテリー切れの心配なく長時間の連続運転が可能です。加えて、バッテリー使用時にはIPX4の防水保護等級に準拠しており、屋外での急な雨などにも耐えられる堅牢な構造となっています。プロの現場での過酷な使用にも耐えうる設計は、安心感につながります。
考えるべきデメリットは何か

多くのメリットがある一方で、CW004Gには購入前に理解しておくべきデメリットも存在します。ここでは、特に競合製品と比較した際に見えてくる弱点を正直に解説します。
完璧な製品はありません。CW004Gの弱点を理解し、ご自身の使い方に合うかどうかを判断することが重要です。
1. 本体でのバッテリー充電機能が非搭載
これが最大のデメリットであり、競合のHiKOKI製品との最も大きな違いです。HiKOKIの冷温庫は、AC電源やシガーソケットに接続中に本体に装着したバッテリーを充電できますが、CW004Gにはその機能がありません。そのため、バッテリーを充電するには別途専用の充電器が必要になります。すでにマキタの充電環境が整っているユーザーにとっては問題になりにくいですが、新規でマキタ製品を導入するユーザーにとっては、荷物が増える要因となり得ます。
2. 重くて大きい物理的サイズ
高性能と大容量の代償として、本体は大きく重くなっています。BL4080Fバッテリーを2本装着した状態での質量は20kgに達します。女性や小柄な方が一人で持ち運んだり、車に積み下ろししたりするのは、やや困難かもしれません。購入前には、保管場所や主な運搬方法を具体的にイメージしておくことをお勧めします。
3. 細かい機能の省略
競合製品と比較すると、いくつかの便利な機能が省略されています。例えば、HiKOKI製品に搭載されているような庫内LEDライトがCW004Gにはありません。夜間に中身を探す際には、別途ライトが必要になります。また、USBポートは標準的なUSB-A(5V/2.4A)のみで、スマートフォンの急速充電などに対応するUSB-PDには非対応です。これらの機能が必須と考えるユーザーにとっては、物足りなさを感じる可能性があります。
マキタ保冷温庫のバッテリーの持ち時間は?

CW004Gのバッテリー駆動時間は、使用するバッテリーの種類や設定温度、外気温によって大きく変動します。ここでは、メーカー公表値を基に、具体的な駆動時間の目安を解説します。
CW004Gは、バッテリーを2本装着した場合、1本目のバッテリーを使い切ると自動的にもう1本に切り替わる「逐次放電」方式を採用しています。これにより、運転中に空になったバッテリーを交換することで、連続運転時間をさらに延長できます。
最も長い駆動時間を実現するのは、40Vmax 8.0Ahバッテリー(BL4080F)を2本使用した場合です。外気温30℃の環境で5℃設定にした場合、最長で約48時間という驚異的な連続運転が可能です。-18℃の冷凍設定でも約20時間稼働するため、1泊2日のキャンプでも十分に活躍します。
バッテリー構成 | -18℃設定時 (外気温30℃) | 5℃設定時 (外気温30℃) | 60℃設定時 (外気温0℃) |
---|---|---|---|
BL4080F (8.0Ah) × 2 | 約20時間 | 約48時間 | 約18時間30分 |
BL4050F (5.0Ah) × 2 | 約12時間30分 | 約30時間 | 約11時間50分 |
BL1860B (6.0Ah) × 2 | 約7時間 | 約17時間 | 約6時間 |
BL1830B (3.0Ah) × 2 | 約3時間 | 約7時間30分 | 約2時間30分 |
※上記の駆動時間は、庫内が設定温度に達してからの測定時間であり、参考値です。バッテリーの充電状態や使用環境、内容物の量などにより変動します。
徹底比較!cw004gレビュー【購入判断ガイド】
- 競合機ハイコーキとの比較
- マキタの他の冷蔵庫との比較
- マキタ冷蔵庫が冷えない時の対処法
- マキタ冷蔵庫を車内に放置してもいいですか?
- マキタ冷蔵庫は生産停止?現状を解説
- 総括!cw004gレビューの重要ポイント
競合機ハイコーキとの比較
マキタCW004Gを検討する上で、最大のライバルとなるのがHiKOKI(ハイコーキ)のコードレス冷温庫UL18DBAです。どちらも2部屋モードを搭載した高性能モデルですが、思想の異なるいくつかの重要な違いがあります。
結論から言うと、「マキタユーザーで、容量と蓋の使い勝手を重視するならCW004G」「バッテリーの充電機能やUSB-PDなど、オールインワンの利便性を求めるならUL18DBA」が選択の分かれ目となるでしょう。
機能 | マキタ CW004G | HiKOKI UL18DBA |
---|---|---|
庫内容量 | 29 L | 25 L |
2部屋モード最大温度差 | 30℃ | 60℃ |
本体でのバッテリー充電 | 非搭載 | 搭載 |
USB出力 | USB-A (5V/2.4A) | USB-A + USB-PD (20W) |
庫内LEDライト | 非搭載 | 搭載 |
リッド(蓋)設計 | 両開き・着脱式 | 片開き |
質量(バッテリー装着時) | 20 kg (BL4080F×2) | 16.7 kg (BSL36B18X) |
マキタは、より大きな容量と、狭い場所でもアクセスしやすい両開きリッドで物理的な使い勝手の良さを追求しています。一方、HiKOKIは、本体でバッテリーが充電できる利便性、冷凍と保温が同時にできるほどのパワフルな2部屋モード(最大温度差60℃)、急速充電対応のUSB-PDポート、庫内LEDライトなど、機能面での充実ぶりが際立ちます。どちらのメーカーのバッテリープラットフォームを既に持っているかが、選択の大きな決め手となりそうです。
マキタの他の冷蔵庫との比較
マキタはCW004G以外にも、用途に応じた複数の充電式保冷温庫をラインナップしています。ご自身の使い方に最適なモデルを選ぶため、他のモデルとの違いを理解しておきましょう。
CW004G(29L)は、このラインナップの中で最も多機能でバランスの取れた「スイートスポット」に位置するモデルと言えます。
モデル | CW003G | CW001G | CW004G | CW002G |
---|---|---|---|---|
![]() マキタ公式サイト | ![]() マキタ公式サイト | ![]() | ![]() | |
庫内容量 | 7 L | 20 L | 29 L | 50 L |
2部屋モード | × | × | ○ | × |
本体寸法 (mm) | 456×245×308 | 663×341×372 | 676×345×471 | 867×465×476 |
想定される用途 | 個人用・短時間 | 少人数・日帰り | 多用途・宿泊 | 大人数・イベント |
- CW003G (7L): 携帯性を最優先した個人向けの超小型モデルです。
- CW001G (20L): 基本的な保冷・保温機能を提供する標準モデル。CW004Gは、このモデルの機能と容量を大幅に向上させた後継・上位機種と位置づけられます。
- CW002G (50L): 大人数でのイベントや長期滞在を想定した大容量モデルで、可搬性よりも収容能力を重視しています。
このように比較すると、CW004Gは十分な容量と先進的な2部屋モードを兼ね備えつつ、なんとか一人で運べる可搬性を維持した、最も汎用性の高いモデルであることがわかります。
マキタ冷蔵庫が冷えない時の対処法

万が一、「マキタの冷蔵庫が冷えない」というトラブルが発生した場合、修理に出す前にいくつか確認できることがあります。慌てずに以下のポイントをチェックしてみてください。
セルフチェックリスト
- 電源の再確認: ACアダプタやシガーソケットのプラグが奥までしっかり差し込まれていますか? 別の電源(ACがダメならバッテリーで試すなど)で動作するか確認しましょう。
- 本体のリセット: 全ての電源(バッテリー、ACアダプタ、シガーソケットコード)を取り外し、10分ほど放置してみてください。制御基板がリセットされ、正常に復帰することがあります。
- 傾斜保護の確認: 本体は水平な場所に設置されていますか? CW004Gは内部のコンプレッサーを保護するため、本体が約30°以上傾くと自動的に運転を停止する安全機能が備わっています。
- 吸気フィルターの清掃: 本体の吸気口にあるスポンジフィルターが埃で目詰まりしていませんか? フィルターが詰まると冷却効率が著しく低下します。定期的な清掃を心がけましょう。
- ヒューズの確認: シガーソケットで使用している場合、プラグ内部のヒューズが切れている可能性があります。取扱説明書を確認し、ヒューズを点検してください。
これらの対処法を試しても改善しない場合は、初期不良や内部の故障が考えられます。その際は、無理に分解などをせず、購入した販売店やマキタの営業所に相談することをお勧めします。
\冷蔵庫が冷えない詳しい原因はこちら/

マキタ冷蔵庫を車内に放置してもいいですか?
この質問は、特に夏場のアウトドアや車での移動が多いユーザーにとって非常に重要です。結論から言うと、「バッテリーを取り外せば本体の放置は可能。ただし、バッテリーを装着したままの放置は絶対に避けるべき」です。
高温環境下でのリチウムイオンバッテリーの危険性
マキタの取扱説明書にも明記されていますが、リチウムイオンバッテリーを夏の車内など、50℃を超える可能性のある高温環境に晒すことは極めて危険です。高温はバッテリーの急激な劣化を招くだけでなく、最悪の場合、内部で熱暴走を引き起こし、発火、破裂、さらには爆発に至る恐れがあります。安全を確保するため、高温になる可能性のある無人の車内に保冷温庫を置く場合は、必ずバッテリーを本体から取り外し、涼しい場所に別途保管してください。これは譲れない安全規則です。
本体自体は、直射日光が当たらないように配慮すれば車内に置いても問題ありませんが、高温環境は保冷性能の低下や電力消費の増大にもつながります。効率的な運用のためにも、できるだけ車内が高温にならないよう、サンシェードを活用するなどの対策を講じるのが賢明です。
便利さの裏側にあるリスクを正しく理解することが、安全に製品を長く使うための秘訣です。バッテリーの管理は特に注意しましょう。
マキタ冷蔵庫は生産停止?現状を解説
一部のウェブサイトや口コミで「マキタの冷蔵庫は生産停止になったのでは?」という情報が見られることがありますが、これは誤った情報です。
結論として、CW004Gは2023年4月に発売された現行モデルであり、生産は継続されています。マキタ公式サイトの製品ラインナップにも掲載されており、主要なオンラインストアや電動工具販売店で新品を購入することが可能です。
なぜこのような噂が出たかというと、旧モデル(CW180Dなど)が新モデルの登場に伴い生産終了となったことや、一時的な品薄状態が「生産停止」という誤解を生んだ可能性があります。CW004Gに関しては、現在も安定して市場に供給されていますので、安心して購入を検討できます。
参考:現在の実売価格
2025年8月現在、CW004G(本体のみ)の市場での実売価格は、おおむね68,000円から75,000円前後で推移しているようです。購入時期や販売店によって価格は変動しますので、複数の店舗を比較することをおすすめします。
総括!cw004gレビューの重要ポイント
この記事で解説してきたマキタCW004Gのレビューに関する要点を、最後にリスト形式でまとめます。
- CW004Gはマキタ初の2部屋モードを搭載した29Lモデル
- 冷却性能は非常に高く家庭用冷蔵庫に匹敵するとの口コミ多数
- メリットは卓越した冷却性能と両開きリッドの高い利便性
- デメリットは本体充電機能の非搭載と20kgという重さ
- バッテリーは40Vmaxと18Vの両方に対応し4電源方式で隙がない
- BL4080Fバッテリー2本で最長48時間の長時間駆動を実現
- 競合のハイコーキ製品は本体充電やUSB-PDなど機能面で優れる
- マキタのラインナップ中では最も多機能でバランスの取れたモデル
- 冷えない時は電源や傾斜、フィルターを確認することが有効
- 夏の車内放置はバッテリーを必ず取り外すなど安全管理が必須
- 生産停止の噂は誤りで現在も販売されている現行モデル
- マキタのバッテリー資産を持つユーザーには最適な選択肢
- 新規ユーザーはHiKOKI製品の利便性とも比較検討する価値あり
- 防災用品としても停電時に活躍するポテンシャルを持つ
- 購入の決め手は機能の取捨選択と自身の利用シーンとの合致